...何かとする中に、関山も後にして、彼是(かれこれ)、午(ひる)少しすぎた時分には、とうとう三井寺の前へ来た...
芥川龍之介 「芋粥」
...関山(せきやま)の平六(へいろく)...
芥川龍之介 「偸盗」
...場所は関山(せきやま)から山科(やましな)へ...
芥川龍之介 「藪の中」
...関山の方へ歩いて参りました...
芥川龍之介 「藪の中」
...関山難踰者(かんざんこえがたきもの)...
泉鏡花 「一景話題」
...この峡間(はざま)の関山宿に一泊あり...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...○ 雪中の幽霊(いうれい)我が隣駅(りんえき)関(せき)といふ宿(しゆく)につゞきて関山(せきやま)といふ村あり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...○さて此関山村のかたほとりに...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...下の関山陽ホテルで水の尾村助役牧田耕三郎氏が...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...長禅寺は甲州では恵林寺(えりんじ)に次ぐの関山派(かんざんは)の大寺であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...関山というような種類のものでなくて...
中里介山 「大菩薩峠」
...更に局部的に言えば、新潟県では、高田、関山、田口、小千谷(おじや)辺に、富山県では蘆峅寺(あしくらじ)、黒部峡谷(くろべきょうこく)等である...
中谷宇吉郎 「雪」
...山の馬繋ぐ後ろを潜るには惜しき我身と思ひけるかな越後関山の関温泉へ行つた時作つたもの...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...関山派の長老の夢に久しく飼った白犬告げて...
南方熊楠 「十二支考」
...(二)清渭の流れ水やせてむせぶ非常の秋の声夜は関山の風泣いて暗(やみ)に迷うか...
三好十郎 「樹氷」
...関山で常陸の一行は皆下馬してしまって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...薬師堂を経て関山中尊寺に詣る...
村山俊太郎 「平泉紀行」
...慈覚大師の開基なり古へを関とめけりなみちのくの関山寺の松に風吹くなお行くほどに夏緑に包まれた山坊堂宇...
村山俊太郎 「平泉紀行」
便利!手書き漢字入力検索