...それは水閘(みずせき)の唸り声のやうでした...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...水閘の下、數十間の間、水清くして深く、流るゝこと駛く、目覺むる心地す...
大町桂月 「久地の梅林」
...しかし潮の干満に伴って海へ流れ出る水量はテディントン・ロック(リッチモンド近くの閘門)と幾つかの支流から流れる水量に等しいものに過ぎない...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...ランベス社のようにテディントン閘門の上でテムズ川の水をロンドンの多くの部分に供給する工事が進行している...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...閘北の新月花壇のすみれ会に列席...
高浜虚子 「五百五十句」
...一階南側に列(なら)んでいる窓が恰も巨大な閘門(こうもん)のように夥(おびただ)しい濁流を奔出させているのであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それでだ』沼に連接した大きな河の水の調節を掌(つかさど)るために出来た閘門は...
田山録弥 「ある日の印旛沼」
...その閘門がそれと指さゝれるあたりまで来て...
田山録弥 「ある日の印旛沼」
...潮来で遊んで閘門の傍(わき)に繋いで置いた自分の船に帰つて来たまでは覚えてゐるが...
田山録弥 「船路」
...やがて閘門の形が黒く夜空の中に見えたと思ふと...
田山録弥 「船路」
...『もう来たね?』『来ました!』船は静かに閘門を通過して行つた...
田山録弥 「船路」
...昨夜くゞつて来た閘門はすぐそこにあつた...
田山録弥 「船路」
...やがて船は閘門を潜つて...
田山録弥 「船路」
...荒川放水路の水量を調節する近代科学的閘門(こうもん)の上を通って土手を数町川下へさがると右にクラブハウスがあり左にリンクが展開している...
寺田寅彦 「ゴルフ随行記」
...試みにモートル・ボートで、毛馬の閘門から、安治川へ下り、天保山、築港をみて、木津川口から遡つて、土佐堀邊まで來ると、その概況を知ることは可能である...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...それから貯水溝(ちょすいこう)のめずらしいフスランヌの閘門(こうもん)(船を高低の差のある水面に上げたり下ろしたりするしかけのある水門)をぬけてベジエールに下った...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
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三好達治 「短歌集 日まはり」
...閘門(かふもん)が数箇所に設けられて其(その)上に架した鉄橋は汽船の通過する度に縦に開く仕掛に成つて居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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