...離れた場所までの距離が間遠だ...
...最近は会うことが少なく、お付き合いも間遠になった...
...食事を取る時間が間遠にあいているので、お腹がすいてしまった...
...彼女とは付き合いが間遠で、最近はほとんど会っていない...
...間遠(まどお)に低く聞えるのは...
芥川龍之介 「影」
...間遠い脈を守(も)りながら...
芥川龍之介 「枯野抄」
...長い間遠くまで空中を旅行する...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...しかし間遠く鳴く波の音ばかりで足音らしいものは聞えなかつた...
田中貢太郎 「海異志」
...殿の足の此頃間遠に編まれた簾のやうになつたのは...
田山花袋 「道綱の母」
...やって来ることも間遠(まどお)になった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...古(いにし)えのいわゆる「間遠(まどお)の渡し」であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...間遠なりと仰せられたところから...
中里介山 「大菩薩峠」
...其處にはお前の間遠な息が靜に聞えてゐるばかりだつた...
南部修太郎 「疑惑」
...雨滴(あまだれ)の間遠な音がしてゐる...
林芙美子 「浮雲」
...足場の横桁が急に間遠になって先生の足が届かない...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...三燭ぐらいの薄暗い電灯が間遠に点っている...
久生十蘭 「魔都」
...天井から落ちる雫も間遠になった...
火野葦平 「花と龍」
...つまらぬ浜田への意地でそんな手間遠い真似をするより...
牧野信一 「蘭丸の絵」
...こちらへ着く分が間遠くなるのでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...やがて間遠になる...
三好十郎 「樹氷」
...あれは三年の間遠い所にゐた...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...それもだんだん間遠になって来る...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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