...離れた場所までの距離が間遠だ...
...最近は会うことが少なく、お付き合いも間遠になった...
...食事を取る時間が間遠にあいているので、お腹がすいてしまった...
...彼女とは付き合いが間遠で、最近はほとんど会っていない...
...間遠(まどお)に低く聞えるのは...
芥川龍之介 「影」
...一瞬間遠くまで見渡された...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...間遠(まどお)に日本橋を渡る鉄道馬車の音が聞こえるばかりで...
有島武郎 「或る女」
...苔香園(たいこうえん)のほうから園丁が間遠(まどお)に鋏(はさみ)をならす音が聞こえるばかりだった...
有島武郎 「或る女」
...遠くの部屋でディフテリヤにかかっている子供の泣く声が間遠(まどお)に聞こえるほかには...
有島武郎 「或る女」
...カックーが林の静かさを作るために間遠に鳴き始めるころだった...
有島武郎 「フランセスの顔」
...観覧客の足が大分間遠(まどほ)になつたので...
薄田泣菫 「茶話」
...その日から咯血もやや間遠になって来た...
高浜虚子 「子規居士と余」
...ざアーアと云うように間遠(まどお)に聞こえていた...
田中貢太郎 「頼朝の最後」
...殿の足の此頃間遠に編まれた簾のやうになつたのは...
田山花袋 「道綱の母」
...お咳は少し間遠になったが強くなり...
豊島与志雄 「牛乳と馬」
...間遠なりと仰せられたところから...
中里介山 「大菩薩峠」
...少し間遠おになったようである...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...お前の息は殆ど絶えてしまつたかと思はれるやうに幽かに間遠になり...
南部修太郎 「疑惑」
...間遠(まどお)に見て...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...こちらへ着く分が間遠くなるのでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...くり返しの間遠(まどお)なものが多いのに比べて...
柳田国男 「こども風土記」
...それもだんだん間遠になり...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
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