...夜から昼から間断なく...
伊藤左千夫 「春の潮」
...間断なく自らの手で手紙を書いた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...それが間断なくギーギーきしッていた...
相馬泰三 「六月」
...此(かく)の如(ごと)く新しき事態が間断なく継起し...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...そのために幾百人の人が間断なく...
中井正一 「国立国会図書館について」
...四十九日の間は昼夜とも水の乾かぬように間断なく水を懸ける...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...立場を換(か)えて見ればこのくらい単純な事実は彼等の社会に日夜間断なく起りつつあるのだが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...そして、おかしなことに、痴呆のごとくなった源十の口をついて、「おマンさん、おマンさん、……おマンさん、……」その言葉が、これも蓄音機のように、単調に、間断なく、吐きだされているのだった...
火野葦平 「花と龍」
...その眼は間断なく微笑にまたたいていた...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...――北西の海から吹きあげる冷気を間断なく防いでいる屏風(びょうぶ)のごとき山つづきになやまされたのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...そして彼は間断なく口笛を高調子に吹き鳴らすのが癖だつた...
牧野信一 「創作生活にて」
...昨夜に限って殆ど間断なく熟睡を得たためであるか...
正岡子規 「九月十四日の朝」
...どんな食物でも人の体中へ入ると間断なく化学作用を起している...
村井弦斎 「食道楽」
...それに不思議な胸騒ぎが先刻から間断なくして...
室生犀星 「三階の家」
...彼にはフィリッピン材の逞(たくま)しい切れ目が間断なく浮んでいた...
横光利一 「上海」
...寄手は夜になると、間断なく、どこからともなく、火箭(ひや)を城内へ射込んでいた...
吉川英治 「私本太平記」
...それを、夜となく昼となく、起番(おきばん)寝番(ねばん)と入れ交(か)えて、間断なく継続し、城方の者をして、防ぐに遑(いとま)なからしめる...
吉川英治 「新書太閤記」
...間断なく心をつかっていた...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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