...すでに文學其物が實人生に對して間接的なものであるとする...
石川啄木 「硝子窓」
...これは間接的な経路ではあるが...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...ところがそれは間接的な形で複雑怪奇な問題へとつながり...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...極めて間接的な寄与しか主張することが出来なかつた...
時枝誠記 「国語学と国語教育との交渉」
...之に反して物理学の最近の発展は実在の思惟の形式から空間表象を又ある範囲では時間表象をも除き去って抽象的な或いは間接的な意味を有する座標を以て置き換えたという点に於てカントから離れると云わねばならぬ...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...――そういう説明は高級な間接的な知識を必要とするから後の時間を待たねばならぬので現実の瞬間には間に合わぬ――...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...ここではさし当り間接的な場合に這入る...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...しかしああいう間接的な方法では...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...間接的なメッセージと同じ線上にあるのは...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...もののついでに獲られたような間接的な証拠のみによって...
久生十蘭 「南極記」
...間接的な画像の回想によるよりもむしろ...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...いやむしろ間接的な推論は...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...賞賛や非難を遠回しに言う間接的な仕方があり...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...すなはち数重の間接的な社会の搾め木の強さの...
槇村浩 「華厳経と法華経」
...勿論感情の内にも「生」に一層直接的なものと一層間接的なものとがあり...
増田惟茂 「知的作用と感情と」
...それだから反対に、間接的な、そして多くは疑はしい、従つて歴史的批評への迂回を経ねばならぬやうな史料の上に立つことを要せず、体験と直観とから造形し得るやうな領域、即ち自己自身の生涯については、彼は第一流の歴史家であることができた...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...御不浄とか手洗とかみたいに多少間接的な呼び方である...
山之口貘 「おきなわやまとぐち」
...労働とは直接的なものと間接的なものとであると考えなければならない(一六)このことは...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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