...相手との「間合い」をとるのが大事だ...
...剣道をする時、「間合い」が合わないと攻撃が当たらない...
...「間合い」を見計らって、ベストショットを狙う...
...アクター同士の「間合い」を調整することが演技の基本だ...
...「間合い」を詰められてしまって、逃げ場がなかった...
...チヨコレエトは黒檀のサアベルを引摺りながら照明の合間合間に撃剣を試みても笑ふ...
李箱 「狂女の告白」
...彼の話している合間合間に...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...(コンナ咄嗟(とっさ)ノ間合ニモ僕ハ木村ヲ「利用」スルヲ忘レナカッタ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...長いまをおいて(その合間合間に私たちは果実酒を飲んでいた)...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...額縁の曲ってるのを掛直したり――何のためにそんな下らないことをしたのだろう!――そして合間合間には腕を組んで室の中を歩いたりしてるうちに...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...叔父に対する悲壮なる感じとの合間合間に...
豊島与志雄 「恩人」
...その杯と、生物(なまもの)の多い新鮮な料理の箸との、合間合間に、田代さんは、杉本へ言葉をかける...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...しかし律動的な運動の合い間合い間には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...浅草市デ、多羅尾七郎三郎ト、男谷忠次郎ト、ソノ外五六人デ行ッタ時ハ、二尺八寸ノ関ノ金光ノ刀ヲサシタガ――ソレニ急ニ七郎三郎ガ誘ッタ故、袴(はかま)ヲハカズニ行ッタカラ、雷門ノ内デ込合ウ故ニ、刀ガ股倉ヘ入ッテ歩カレナカッタガ、押合ッテ行クト、侍ガ多羅尾ノ頭ヲ山椒(さんしょう)ノ摺古木(すりこぎ)デブッタカラ、オレガ押サレナガラ、ソイツノ羽織ヲオサエタラバ、摺古木デマタオレノ肩ヲブチオッタ故、刀ヲ抜コウトシタラ、コジリガツカエタカラ、片ハシカラキリ倒スト大声ヲ上ゲタラバ、通リノ者ガパット散ッタカラ、抜打チニソノ男ノ逃ゲルトコロヲアビセタラバ、間合イガ遠クテ、切先デ背ヲ下マデ切下ゲタカラ、帯ガ切レテ大小懐中物モ残ラズ落シテ逃ゲタガ、ソウスルト伝法院ノ辻番カラ、棒ヲ持ッテ一人出タカラ、二三ベン刀ヲ振リ廻シテヤッタラ、往来ノ者ガ半町バカリ散ッタカラ、大小ト鼻紙入ヲ拾イテ、辻番ノ内ヘ投ゲ込ンダ、ソレカラ直グニ奥山ヘ行ッタ、漸々(ようよう)切先ガ一寸半モカカッタト思ッタ、大勢ノ混ミ合イ場ハ長刀モヨシワルシダト思ッタ、多羅尾ハ禿頭故ニ創(きず)ガツイタ、ソレカラ段々喧嘩ヲシナガラ、両国橋マデ来タガ、ソノ晩ハ何モホカニハ仕事ガナイカラウチヘ帰ッタ...
中里介山 「大菩薩峠」
...今(いま)ツからでもお内儀(かみ)さん間合(まにやあ)ねえこたありあんすめえね」「さうだよ...
長塚節 「土」
...夜半観測の間合(まあい)などには暖炉に向いながら...
野中到 「寒中滞岳記」
...波の合間合間の底知れぬ静寂さに吸ひ込まれさうな思ひで凝つと息を殺してゐた...
牧野信一 「まぼろし」
...その合間合間に、そとへむかってひどく張り出している例の窓ガラス越しに、ずっと下のほうの、ガス燈に照らされた汚ない町外れの往来や、アアク燈や、それから屋敷などを見おろした...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...おどろくべき技で瞬速に間合を征服しつつ...
山本周五郎 「新潮記」
...間合は約二間、弥兵衛は青眼(せいがん)に構えた...
山本周五郎 「花も刀も」
...怪我をする間合いも御座らぬ」と笑いながら返り血一滴浴びていない全身をかえり見た...
夢野久作 「斬られたさに」
...弾(たま)の間合(まあい)を見...
吉川英治 「新書太閤記」
...フリュートの音が、ひょろひょろと蒼穹(あおぞら)に消えると、その合間合間に、乾からびた木戸番の「呼び込み」が、座員の心をも、何かそわそわさせるように、響いて来た...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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