...相手との「間合い」をとるのが大事だ...
...剣道をする時、「間合い」が合わないと攻撃が当たらない...
...「間合い」を見計らって、ベストショットを狙う...
...アクター同士の「間合い」を調整することが演技の基本だ...
...「間合い」を詰められてしまって、逃げ場がなかった...
...讀(よ)んでゐるのではなく咀(か)み間合(まにあ)はぬので鵜呑(うのみ)にしてゐると云(い)ふやうな鹽梅(あんばい)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...その篤実な考察の合間合間に顔を出すのではないかと思う...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...わたしはしゃくり泣きの合間合間に...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...仕事の合間合間の気晴しに...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...言葉の合間合間には左手の先でを撫で廻してる彼の様子を見ると...
豊島与志雄 「好意」
...ひそひそ囁く声の間合に...
豊島与志雄 「特殊部落の犯罪」
...間合いがわるいのだ...
豊島与志雄 「復讐」
...合間合間には幕の後(うしろ)で拍子木(ひょうしぎ)を打つ音が...
夏目漱石 「明暗」
...合間合間に同心に報告しております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...話の合間合間(あひまあひま)にすら...
平出修 「瘢痕」
...その合間合間には師匠から預った前の晩の皆の給金を渡したり...
正岡容 「寄席」
...十三絃の琴は他の楽器の音の合い間合い間に繊細な響きをもたらすのが特色であって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...十三絃を合い間合い間にほかのものに合わせてだけお弾(ひ)きになるにとどまった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...英之助はなにも知らない、足もとに気をとられて、ゆっくりと登って来る、間合は絶好だ...
山本周五郎 「おばな沢」
...充分に間合を計ったするどい打ち込みである...
山本周五郎 「風流太平記」
...これはどっちも「間合(まあい)」をとるためと見られた...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...弾(はず)み込んでくる武蔵の体と自分の腕の伸びとに間合(まあい)を測って退いたのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...フリュートの音が、ひょろひょろと蒼穹(あおぞら)に消えると、その合間合間に、乾からびた木戸番の「呼び込み」が、座員の心をも、何かそわそわさせるように、響いて来た...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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