...相手との「間合い」をとるのが大事だ...
...剣道をする時、「間合い」が合わないと攻撃が当たらない...
...「間合い」を見計らって、ベストショットを狙う...
...アクター同士の「間合い」を調整することが演技の基本だ...
...「間合い」を詰められてしまって、逃げ場がなかった...
...その合間合間のいろんな事件にも手下でも使って...
大阪圭吉 「あやつり裁判」
...この酷い大雨の中を樋(とい)から落ちる雨垂れの音の合間合間に...
橘外男 「蒲団」
...難かしい面白くない本の合間合間には雑誌をよむ...
田山録弥 「小説新論」
...額縁の曲ってるのを掛直したり――何のためにそんな下らないことをしたのだろう!――そして合間合間には腕を組んで室の中を歩いたりしてるうちに...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...それらのひどい意気消沈の合い間合い間には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかし律動的な運動の合い間合い間には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...頭痛の合間合間に彼は...
豊島与志雄 「反抗」
...浅草市デ、多羅尾七郎三郎ト、男谷忠次郎ト、ソノ外五六人デ行ッタ時ハ、二尺八寸ノ関ノ金光ノ刀ヲサシタガ――ソレニ急ニ七郎三郎ガ誘ッタ故、袴(はかま)ヲハカズニ行ッタカラ、雷門ノ内デ込合ウ故ニ、刀ガ股倉ヘ入ッテ歩カレナカッタガ、押合ッテ行クト、侍ガ多羅尾ノ頭ヲ山椒(さんしょう)ノ摺古木(すりこぎ)デブッタカラ、オレガ押サレナガラ、ソイツノ羽織ヲオサエタラバ、摺古木デマタオレノ肩ヲブチオッタ故、刀ヲ抜コウトシタラ、コジリガツカエタカラ、片ハシカラキリ倒スト大声ヲ上ゲタラバ、通リノ者ガパット散ッタカラ、抜打チニソノ男ノ逃ゲルトコロヲアビセタラバ、間合イガ遠クテ、切先デ背ヲ下マデ切下ゲタカラ、帯ガ切レテ大小懐中物モ残ラズ落シテ逃ゲタガ、ソウスルト伝法院ノ辻番カラ、棒ヲ持ッテ一人出タカラ、二三ベン刀ヲ振リ廻シテヤッタラ、往来ノ者ガ半町バカリ散ッタカラ、大小ト鼻紙入ヲ拾イテ、辻番ノ内ヘ投ゲ込ンダ、ソレカラ直グニ奥山ヘ行ッタ、漸々(ようよう)切先ガ一寸半モカカッタト思ッタ、大勢ノ混ミ合イ場ハ長刀モヨシワルシダト思ッタ、多羅尾ハ禿頭故ニ創(きず)ガツイタ、ソレカラ段々喧嘩ヲシナガラ、両国橋マデ来タガ、ソノ晩ハ何モホカニハ仕事ガナイカラウチヘ帰ッタ...
中里介山 「大菩薩峠」
...藤原の話の合い間合い間には疑ったりしていた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...吐息の合間合間に丁子の香りがした...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...話しの合間合間に交えられる手振も徳田さん独特だし...
宮本百合子 「熱き茶色」
...十三絃の琴は他の楽器の音の合い間合い間に繊細な響きをもたらすのが特色であって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...摂津名塩の「間合(まにあひ)」...
柳宗悦 「和紙十年」
...おどろくべき技で瞬速に間合を征服しつつ...
山本周五郎 「新潮記」
...間合は少しひらいたが...
山本周五郎 「夕靄の中」
...怪我をする間合いも御座らぬ」と笑いながら返り血一滴浴びていない全身をかえり見た...
夢野久作 「斬られたさに」
...これはどっちも「間合(まあい)」をとるためと見られた...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...セルゲイの下卑た長広舌の合間合間に...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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