...極度な低温(諸太陽系間の宇宙空間においてはこの実験よりも一層そうである)は生命の維持に対して異常な保存作用を及ぼすということの最も好い証拠である...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...その過去の時間において未来に向って進んでゆきつつある生活の過程として...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...もしくは事件の進行の間において漸次その意図が形を具えて来たものを...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...百有一年間において外国と兵を交えしは一八一二年〔英国との役〕および一八四六年〔メキシコとの役〕の二回のみ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...普通の実世間において吾々の企(くわだ)てが意外の障害を受けて予期のごとくに纏(まと)まらないのと一般である...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...その間においてワグナーは畢生(ひっせい)の大傑作...
野村胡堂 「楽聖物語」
...歴史的時間において現在を介して將來に影響を及ぼす過去は...
波多野精一 「時と永遠」
...自然的時間においても或る意味においてすでに現在は過去と將來とを包括した...
波多野精一 「時と永遠」
...明らかにただ最初の瞬間においてだけは言葉の明瞭さを保たせておくのだが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...その存在の正に最初の瞬間において...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...彼の詩的才能に彼の他の多くの才能の間において最も重要な位置を占めさしたものは...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...その鎌倉の一年間において成つたらしい...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...学友間においても面白い問題など得た場合には...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...ベッドとの間においてある椅子にかけて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...かつて露国と戦いを交えたその間においてすら...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...全体に歌は農民の間において...
柳田国男 「木綿以前の事」
...六十年間において...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...しからば人間において感ぜられる一切の価値は...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
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