...(彼等は一面識もない間がらだつた...
芥川龍之介 「或阿呆の一生」
...浮田中納言様の奥様は与一郎様と御姉妹の間がらゆゑ...
芥川龍之介 「糸女覚え書」
...或は極く疎遠の間がらであるか...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...博士と自分とは師弟の間がらであるのに...
海野十三 「火星兵団」
...知り合いの間がらである...
江戸川乱歩 「影男」
...自分と臣下との間がらは...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...この二つの階級は存外に近い肉親の間がらであるように思われて来るのである...
寺田寅彦 「科学者と芸術家」
...この役人はヴェリチャーニノフにとってほとんど一面識もない間がらながら...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...桂次が今をる此許(こゝもと)は養家の縁に引かれて伯父伯母といふ間がら也...
樋口一葉 「ゆく雲」
...待ってでもいたように承諾した――つまり道之進と佐和とはいま許嫁(いいなずけ)の間がらであり...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...御身との間がらは...
吉川英治 「三国志」
...断(き)るに断れない間がらである...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉とその直参(じきさん)たちの間がらであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...旧知の学友という間がらでもあった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...新免家と宮本家とは主従であると同時に姻戚(いんせき)の間がらでもあったわけで...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...わしとは別懇(べっこん)な間がら...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...今に始まった間がらではなく...
吉川英治 「宮本武蔵」
...江戸流の捕物名人塙江漢老人の一子塙郁次郎と許嫁(いいなずけ)の間がらであるというのは奇縁である...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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