...或は極く疎遠の間がらであるか...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...悉(ことごとく)仲好しの間がらだつた...
芥川龍之介 「点心」
...猿も――猿は我々人間と親類同志の間がらだけに...
芥川龍之介 「桃太郎」
...ふたりが直接に話し合ったことはないにしてもうたがいのある間がらではない...
伊藤左千夫 「廃める」
...或る人たちとは険悪な間がらだったし...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...――こうしたことを申してお氣に障りませんなら――お互いにすこぶる親しい間がらでしたな...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...「たとい肉親朋輩(ほうばい)の親しい間がらであろうと...
吉川英治 「江戸三国志」
...何となく気まずい間がらでありましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
...近衞家とは昵懇な間がらである...
吉川英治 「折々の記」
...御身との間がらは...
吉川英治 「三国志」
...幼少から親しい間がらと聞いたゆえに」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...決して折合いのよい間がらではなかったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...なんの他人行儀もいらない間がらであるし...
吉川英治 「親鸞」
...新免家と宮本家とは主従であると同時に姻戚(いんせき)の間がらでもあったわけで...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...武蔵と忠利の間がらは...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...非常に親しみぶかい間がらにあるので...
吉川英治 「宮本武蔵」
...今に始まった間がらではなく...
吉川英治 「宮本武蔵」
...この人と自分の主人草薙(くさなぎ)天鬼とは同門の間がらである...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索