...閑日月(かんじつげつ)に富んだ今さえ...
芥川龍之介 「上海游記」
...二十年余りの閑日月(かんじつげつ)は...
芥川龍之介 「将軍」
...今では祖先の地である京都の別邸に隠棲(いんせい)して閑日月を送っている...
谷崎潤一郎 「細雪」
...風雅の誠をせめる閑日月に乏しいのは誠にやむを得ない次第である...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...筆墨を揮灑す是れ胸中の閑日月を示さんとすればなり大隈伯は伊藤侯の風流韻事なく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...悠々閑日月を送りしと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...筆墨を揮灑す是れ胸中の閑日月を示さんとすればなり大隈伯は伊藤侯の風流韻事なく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...悠々閑日月を送りしと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...閑日月の中に明窓浄机で本を読む世界と遠く離れた世界である...
中井正一 「国会図書館のこのごろ」
...閑日月を楽しむ底の読書機構であることをゆるさなかったのではあろうが...
中井正一 「組織としての図書館へ」
...ばくちに耽(ふけ)る悠悠(いういう)閑日月(かんにちげつ)を自由(じいう)にしたいために...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...錢形平次(ぜにがたへいじ)は暫(しば)らくの閑日月(かんじつげつ)を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...閑日月あり――ちゅうところですな...
火野葦平 「花と龍」
...英国の若い帰休士官が英雄閑日月(かんじつげつ)を気取っている...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...空文浮辞を弄して閑日月を送るが如きは是れ我輩の事に非ざるなり...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...上(うわ)っ面(つら)だけは甘ったれたのんびりした気分から鼻毛でも勘定して見ようかという閑日月が出て来る...
夢野久作 「鼻の表現」
...これでやっと眼が瞑(つぶ)れる」と安心して閑日月を楽しもうという...
夢野久作 「鼻の表現」
...悠々たる閑日月(かんじつげつ)を楽しんでいたが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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