...翌日は後閑から赤谷川に添う三国街道を入った...
石川欣一 「山を思う」
...法師温泉後閑から猿ガ京までの道は...
石川欣一 「山を思う」
...上越南線の後閑から谷に沿って...
石川欣一 「山を思う」
...彼の有名なる『閑かさや岩にしみ入る蝉の聲』の句は...
大町桂月 「遊羽雜感」
...心浄うして体閑かなり...
種田山頭火 「旅日記」
...指井がその前日來て『明日閑か』と訊くから『閑だ』といふと『それぢや面白い所に連れて行かふ』と冗談半分言つたのが始まりだ...
徳田秋聲 「媒介者」
...実にも長閑かな村の景色であつた...
牧野信一 「武者窓日記」
...いろいろな刺戟から免れて心の閑かな時であつた...
正宗白鳥 「雨」
...春になると鳥の声が長閑かであった...
宮城道雄 「私の若い頃」
...あどけなく閑かにそして眼立たぬように作るのが奥の手であろう...
室生犀星 「庭をつくる人」
...閑かな家並に挟まれた坂をのぼりつめて袋町の通りへ出たところに最近改築になった鶴の湯というのがある...
矢田津世子 「神楽坂」
...しかもこの閑かな山の寺の人々とても...
柳田國男 「ひじりの家」
...閑かに春の日が射していた...
横光利一 「旅愁」
...「春光怡々(いい)たるこの閑かな日に...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...春日の閑かさに融け入った心から...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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