...恰も一里も先きに火事があったように悠々閑々と咄していた...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...閑々(ひま/\)にさういふものを教へて貰ふ女になつた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...ゆっくり閑々に、考えていい...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...空々閑々あつけらかん!これが昨日今日の私の気分である...
種田山頭火 「一草庵日記」
...悠々淡々閑々寂々...
種田山頭火 「其中日記」
...あの悠々閑々たる長持が...
中里介山 「大菩薩峠」
...今度はしばらくその悠々閑々たる長持氏と行を共にし...
中里介山 「大菩薩峠」
...何の神様ですか」「左様……」悠々閑々たる仕丁(しちょう)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...悠々閑々(ゆうゆうかんかん)と歩いていても...
中里介山 「大菩薩峠」
...道は例によって悠々閑々と歩いて来たのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただ閑々地にいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...閑々として歩みつづけます...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを兵馬が閑々として...
中里介山 「大菩薩峠」
...悠々閑々(ゆうゆうかんかん)と下るのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...平次は大して急ぐ樣子もなく閑々(かん/\)として戀愛論を始めるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やや暫くののち玄関の間の廊下に閑々たる足音が近付いて来て...
久生十蘭 「魔都」
...悠々閑々たる者あるこそ気の毒なれ...
福沢諭吉 「新女大学」
...この常とは変って悠々閑々(ゆうゆうかんかん)とした戦いの準備を心竊(こころひそか)に嗤(わら)っていた...
横光利一 「日輪」
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