...恰も一里も先きに火事があったように悠々閑々と咄していた...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...ゆっくり閑々に、考えていい...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...空々閑々あつけらかん!これが昨日今日の私の気分である...
種田山頭火 「一草庵日記」
...悠々淡々閑々寂々...
種田山頭火 「其中日記」
......
富澤赤黄男 「天の狼」
...お絹は悠々閑々(ゆうゆうかんかん)とお化粧をこらしながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...また悠々閑々として...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの悠々閑々たる長持が...
中里介山 「大菩薩峠」
...その悠々閑々の方が...
中里介山 「大菩薩峠」
...かく悠々閑々たるそぞろ歩きを続けているように見えるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼等の二個のお菰は、斯様(かよう)な鼻利きのすばらしい猟犬に嗅ぎつけられた運命のほどを知るや知らずや、悠々閑々として、月夜に布袋(ほてい)の川渡りを試みて、誰はばかろうとはしていない...
中里介山 「大菩薩峠」
...腥(なまぐさ)い風の上を悠々閑々として...
中里介山 「大菩薩峠」
...閑々(かん/\)と右眄左顧(うべんさこ)していられる...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...この閑々亭の前をとおって進んで行くと...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...悠々閑々(ゆうゆうかんかん)たる歩きぶりだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...優々閑々たる幕府時代の文学史を修めて明治の文学史に入る者奚(いづくん)ぞ目眩し心悸(しんき)せざるを得んや...
山路愛山 「明治文学史」
...その下の白大理石の床の上には水銀を並々と湛えたデアボロ型の硝子(ガラス)振子が悠々閑々と廻転している...
夢野久作 「暗黒公使」
...なんで、悠々閑々と、無人の焼け址に、腰をすえておられるか」「いや、月余の連戦で、兵馬はつかれている...
吉川英治 「三国志」
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