...それで居て閑々として...
有島武郎 「かんかん虫」
...庵中独臥、閑々寂々、水のやうな句がうまれさうな、今夜もまた睡れさうにない...
種田山頭火 「其中日記」
...お絹は悠々閑々(ゆうゆうかんかん)とお化粧をこらしながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...悠々閑々(ゆうゆうかんかん)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...この長持の悠々閑々ぶりは徹底したもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...今度はしばらくその悠々閑々たる長持氏と行を共にし...
中里介山 「大菩薩峠」
...悠々閑々(ゆうゆうかんかん)と歩いていても...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵馬は以前の通り悠々閑々たる足どりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...悠々閑々と歩いていることを少しも止めないでいましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...この悠々閑々たる勇者の面(かお)を見てやりたいと思ってのぞくと...
中里介山 「大菩薩峠」
...閑々として歩みつづけます...
中里介山 「大菩薩峠」
...かく悠々閑々たるそぞろ歩きを続けているように見えるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...明日の日程だ――そうそう悠々閑々としてもおられない...
中里介山 「大菩薩峠」
...悠々閑々(ゆうゆうかんかん)と下るのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...ところもあろうに五重塔の天辺で悠々閑々と筒眼鏡で景色などを眺めてござるなどはちと受取れぬ話...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...この閑々亭の前をとおって進んで行くと...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...その下の白大理石の床の上には水銀を並々と湛えたデアボロ型の硝子(ガラス)振子が悠々閑々と廻転している...
夢野久作 「暗黒公使」
...なんで、悠々閑々と、無人の焼け址に、腰をすえておられるか」「いや、月余の連戦で、兵馬はつかれている...
吉川英治 「三国志」
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