...いわば悠々(ゆうゆう)閑々と澄み渡った水の隣に...
有島武郎 「或る女」
...閑々(ひま/\)にさういふものを教へて貰ふ女になつた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...悠々とそして閑々と...
谷譲次 「踊る地平線」
......
富澤赤黄男 「天の狼」
...その閑々たる空気を...
中里介山 「大菩薩峠」
...お絹は悠々閑々(ゆうゆうかんかん)とお化粧をこらしながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...何の神様ですか」「左様……」悠々閑々たる仕丁(しちょう)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵馬は以前の通り悠々閑々たる足どりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...悠々閑々と歩いていることを少しも止めないでいましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...またも悠々閑々(ゆうゆうかんかん)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...道は例によって悠々閑々と歩いて来たのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...ひとり悠々閑々の旅行ぶりが続けられるか...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分は悠々閑々と歩いて行きながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...かくばかり悠々閑々たる渡し舟の船頭のスロモぶりに堪忍(かんにん)がなり難く...
中里介山 「大菩薩峠」
...かく悠々閑々たるそぞろ歩きを続けているように見えるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼等の二個のお菰は、斯様(かよう)な鼻利きのすばらしい猟犬に嗅ぎつけられた運命のほどを知るや知らずや、悠々閑々として、月夜に布袋(ほてい)の川渡りを試みて、誰はばかろうとはしていない...
中里介山 「大菩薩峠」
...「悠々閑々たること羊飼の如く...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼はいつの間にか静まり返つて閑々としてゐるプラツトを見ると...
横光利一 「頭ならびに腹」
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