...悠々(ゆうゆう)閑々として近づいて来る...
有島武郎 「或る女」
...空々閑々あつけらかん!これが昨日今日の私の気分である...
種田山頭火 「一草庵日記」
...悠々閑々と歩むような気取り方をしないにきまっています...
中里介山 「大菩薩峠」
...悠々閑々(ゆうゆうかんかん)として散歩にであるく...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵馬は以前の通り悠々閑々たる足どりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...悠々閑々と歩いていることを少しも止めないでいましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ひとり悠々閑々の旅行ぶりが続けられるか...
中里介山 「大菩薩峠」
...二十六二人が長堤を閑々(かんかん)と歩いていた時...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分は悠々閑々と歩いて行きながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを兵馬が閑々として...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかも彼等はすこぶる悠々閑々(ゆうゆうかんかん)たる物で...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ところもあろうに五重塔の天辺で悠々閑々と筒眼鏡で景色などを眺めてござるなどはちと受取れぬ話...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...閑々(かん/\)と右眄左顧(うべんさこ)していられる...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...悠々閑々たる者あるこそ気の毒なれ...
福沢諭吉 「新女大学」
...「悠々閑々たること羊飼の如く...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...優々閑々たる幕府時代の文学史を修めて明治の文学史に入る者奚(いづくん)ぞ目眩し心悸(しんき)せざるを得んや...
山路愛山 「明治文学史」
...彼はいつの間にか静まり返つて閑々としてゐるプラツトを見ると...
横光利一 「頭ならびに腹」
...この常とは変って悠々閑々(ゆうゆうかんかん)とした戦いの準備を心竊(こころひそか)に嗤(わら)っていた...
横光利一 「日輪」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??