...悠々(ゆうゆう)閑々として近づいて来る...
有島武郎 「或る女」
...悠々とそして閑々と...
谷譲次 「踊る地平線」
...庵中独臥、閑々寂々、水のやうな句がうまれさうな、今夜もまた睡れさうにない...
種田山頭火 「其中日記」
...閑々然として泰平を粧えり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
......
富澤赤黄男 「天の狼」
...悠々閑々(ゆうゆうかんかん)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...悠々閑々(ゆうゆうかんかん)として散歩にであるく...
中里介山 「大菩薩峠」
...今度はしばらくその悠々閑々たる長持氏と行を共にし...
中里介山 「大菩薩峠」
...何の神様ですか」「左様……」悠々閑々たる仕丁(しちょう)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただ閑々地にいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...悠々閑々(ゆうゆうかんかん)と下るのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...腥(なまぐさ)い風の上を悠々閑々として...
中里介山 「大菩薩峠」
...閑々(かん/\)と右眄左顧(うべんさこ)していられる...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...この閑々亭の前をとおって進んで行くと...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...悠々閑々たる者あるこそ気の毒なれ...
福沢諭吉 「新女大学」
...悠々閑々(ゆうゆうかんかん)たる歩きぶりだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「悠々閑々たること羊飼の如く...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...優々閑々たる幕府時代の文学史を修めて明治の文学史に入る者奚(いづくん)ぞ目眩し心悸(しんき)せざるを得んや...
山路愛山 「明治文学史」
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