...ところで当時の多少学問のある人達は皆幕府が傭って開成所というものを造って...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...いはゆる幕府の「開成所版」なるものが出來た...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...大鳥圭介が幕府開成所版に錺屋につくらせた鉛活字を用ひたことは...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...開成所の「英和對譯袖珍辭書」を増訂して洋行の資を得たらば如何」と...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...當時開成所版の辭書(大福帳型)は十二三兩の値段だつたから...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...「サツマ辭書」はつまり開成所版の改訂版であるが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...彫刻ながら鉛ボデイの活字を開成所版に用ひて印刷術の歴史に劃期的影響を與へた大鳥圭介もまたさうである...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...その他以前の開成所を開成学校と称して洋学を教授し...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...子爵)開成所諸生 東郷愛之助同蘭学 町田申四郎同 町田謙次郎奥小姓開成所入学 市来勘十郎(後の海軍中将)右海軍測量科研究の事開成所諸生英学生 磯永彦助(この人が...
直木三十五 「南国太平記」
...旧幕府の時開成所の教官となり...
永井荷風 「上野」
...横須賀の造船所がしかるのみならず、講武所も、兵学伝習所も、開成所も、海軍所も、幕府の新しい軍事外交の設備、一として小栗の力に待たぬものはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...勝でも、大久保でも、その手足に過ぎないし、講武所も、兵学所も、開成所も、海軍所も、軍艦の事も、火薬の事も、造船の事も、徴兵も、郵便も、今日まで功績を残している基礎に於て、彼の創案になり、意匠に出でぬというもののないこと再論するまでもない...
中里介山 「大菩薩峠」
...旧幕府のとき開成所を設けたれども...
福沢諭吉 「学校の説」
...先にこの開成所をして平人(へいじん)私有の学校ならしめなば...
福沢諭吉 「学校の説」
...この書は翌慶応元年に東京大学の祖校なる開成所で翻刻出版せられたが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...また開成所でも丁良の「万国公法」を翻刻したのであった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...もと開成所といったところの学校だけが...
柳田国男 「故郷七十年」
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