...どちら側にも開け放した扉(ドア)があったので...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...小屋の戸が開け放しになっていて雪がさかんに舞いこんでいた...
田中貢太郎 「雪女」
...二階の窓がすっかり開け放してあって...
谷崎潤一郎 「細雪」
...折悪く開け放しになつてゐたそこの窓から屋根へ飛び出したのであらう...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...窓はすっかり開け放してあったが灯影はない...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...合の戸を開け放したまま腰掛けていた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...板戸も開け放したまま...
徳田秋声 「仮装人物」
...障子を開け放した室に寝ていて...
豊島与志雄 「或る素描」
...戸棚も開け放したまま...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...二人はきっとドアを開け放しにしていったのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...すっかり開け放した窓枠(まどわく)の中から...
堀辰雄 「美しい村」
...私はドアを開け放しにして置いて...
堀辰雄 「旅の繪」
...君の窓はすっかり開け放しになっているんで...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...」「野は何処(いずこ)も開け放しだ...
室生犀星 「野に臥す者」
...ドアが開け放しだったそうだが...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...降りた人が入口を開け放しにして行って寒くてしようがないので...
夢野久作 「恐ろしい東京」
...台所の入口と私の枕元に在る奥の間(ま)の中仕切(なかしきり)が開け放しになっておりましたから...
夢野久作 「巡査辞職」
...例の開け放しなことばで...
吉川英治 「黒田如水」
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