...これもまた敷居際に閊(つか)えて滑らかに開きません...
橘外男 「蒲団」
...かくてこの場合一般に問題は特殊の限られた問題であっても差閊えがない性質をもっている...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...之を法則と呼ぶのは差閊えないであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...さし閊えなかったのであり...
戸坂潤 「科学論」
...一応さし閊えないようだが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...胃袋の中のどこかに閊えるのである...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...差閊(さしつかえ)がなければ番地だけでも教えて置いてもらおうかね...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...一向に差閊(さしつかえ)はない...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...ごつんと閊(つか)えてくるね...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...その……」閊(つか)えた言葉を茶と共に胃の腑へ戻してから...
矢田津世子 「罠を跳び越える女」
...閊(つか)えたり吃ったりしながら...
山本周五郎 「末っ子」
...死んでも別に差し閊へがないのだが...
横光利一 「マルクスの審判」
...この国境にさしかかり急に心に閊(つか)えて来たのが...
横光利一 「旅愁」
...後が閊(つか)えてしようがねえ」「どうも済みません...
吉川英治 「醤油仏」
...吐きも嚥(の)みもできないような胸の閊(つか)えを満面にみなぎらしていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...いいたいものが胸いっぱいに閊(つか)えていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...(さし閊(つか)えない)という許可をうけ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...さし閊(つか)えなければ聞かしておいてくれ」夫婦は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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