...隅の方は頭が閊(つか)へて立てなかつた...
石川啄木 「札幌」
...あの腕金に閊(つか)えて忽(たちま)ち下へ墜ちてくるだろう」「なるほど...
海野十三 「地獄街道」
...そう仕事の上に差し閊(つか)えることもないように思われ...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...実在の任意の一部分の構造や機構のことであって差閊えはない...
戸坂潤 「科学論」
...であるからr≡gと仮定するに差閊えはないこととなる...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...大した差閊えはないのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...けれども二つの区別を与えるのに之は何の差閊えもない...
戸坂潤 「性格としての空間」
...仕事が山ほど閊(つか)えていて...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...言葉が閊へたりするのだが...
原民喜 「飢ゑ」
...ぎっくりと閊(つか)えて...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...あれでいっこう差閊(さしつか)えあるまいと彼はこの悲劇に不謹慎(ふきんしん)なユウモアを弄(ろう)して満廷を苦笑させた...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...板塀に鼻の閊(つか)えそうな庭があり...
山本周五郎 「末っ子」
...お蝶のほうでも縁談のことなどが胸に閊(つか)えているのだろう...
山本周五郎 「柳橋物語」
...少し閊えていた久慈も急にほぐれ始めて元気になって来るのだった...
横光利一 「旅愁」
...この国境にさしかかり急に心に閊(つか)えて来たのが...
横光利一 「旅愁」
...まだ矢代に云われたことが頭に閊えているらしく...
横光利一 「旅愁」
...誰が歩くに致せ差閊(さしつか)えがあろうか」「いけねえいけねえ...
吉川英治 「剣難女難」
...さし閊(つか)えなければ聞かしておいてくれ」夫婦は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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