...正門脇の高い壁のところから聞えて...
海野十三 「地球盗難」
...門脇の小屋から、岩蔵を助けだしてくるまでに十分ほどの時間が流れた...
海野十三 「地球盗難」
...岩蔵と謀(しめ)し合わせて置いたように正門脇の隠(かく)し釦(ぼたん)を押すと...
海野十三 「地球盗難」
...その三人はいずれも門脇の小屋にこうして集まっている...
海野十三 「地球盗難」
...門脇中学校へ電話がかけられました...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...おまけに植込みを隔てて遠く離れた正門脇の小舎に住んでいるのであったから...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...朧(おぼろ)の門脇に捨てた貝殻に...
寺田寅彦 「嵐」
...宅(うち)の門脇の長屋に住んでいた重兵衛さんの一家との交渉が自分の仮想的自叙伝中におけるかなり重要な位置を占めているようである...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...門脇の塀が一ヶ所...
橋本五郎 「小曲」
...門脇の潜戸が開いてますのんで...
久生十蘭 「姦(かしまし)」
...江戸時代には中門脇の中間部屋だったのを...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...昔能(よ)く憩(やす)んだ事のある門脇(もんわき)の掛茶屋は影も形も無くなり...
二葉亭四迷 「平凡」
...俺は門脇の桜を学校へ寄附するんだ...
牧野信一 「サクラの花びら」
...不図門脇のモロコシ畑の一隅に...
牧野信一 「夜見の巻」
...夕立や門脇殿(かどわきどの)の人だまり夕立や草葉をつかむむら雀(すずめ)双林寺(そうりんじ)独吟千句夕立や筆も乾かず一千言時鳥(ほととぎす)の句は芭蕉に多かれど...
正岡子規 「俳人蕪村」
...門脇から幕が張ってある...
吉川英治 「剣の四君子」
...起って、御門脇に整列し、古式のとおり奏文(そうもん)の伝奏を仰いで、しずかにまた、引っ返して来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...――門脇殿(かどわきどの)というのが通り名...
吉川英治 「随筆 新平家」
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