例文・使い方一覧でみる「門構え」の意味

...奥床しい門構えの家だった... 奥床しい門構えの家だったの読み方
芥川龍之介「玄鶴山房」

...門構えの屋根は、大きな屋の棟があり、重々しく瓦が葺（ふ）いてある... 門構えの屋根は、大きな屋の棟があり、重々しく瓦が葺いてあるの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...軒並（のきなみ）の町家の中で目立った相当に大きな門構えの二階建で... 軒並の町家の中で目立った相当に大きな門構えの二階建での読み方
内田魯庵「美妙斎美妙」

...県道らしい往還の道端から折れて奥深い生垣（いけがき）の径（こみち）を行った突きあたりに門構えのその家があったこと... 県道らしい往還の道端から折れて奥深い生垣の径を行った突きあたりに門構えのその家があったことの読み方
谷崎潤一郎「細雪」

...中には宏大な門構えの屋敷も目についた... 中には宏大な門構えの屋敷も目についたの読み方
徳田秋声「蒼白い月」

...門構えや板塀囲（いたべいがこ）いの家の多い町へ来たとき... 門構えや板塀囲いの家の多い町へ来たときの読み方
徳田秋声「足迹」

...黄色い柿の花の散っている門構えの家などが見えたり... 黄色い柿の花の散っている門構えの家などが見えたりの読み方
徳田秋声「黴」

...門構えからちょっと坂道をのぼって... 門構えからちょっと坂道をのぼっての読み方
豊島与志雄「白蛾」

...この近所では見付（みつき）のやや大（おおき）い門構え... この近所では見付のやや大い門構えの読み方
永井荷風「監獄署の裏」

...著（いちじる）しく眼につく門構えと... 著しく眼につく門構えとの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...とある門構えの黒板塀の賤（いや）しからぬ屋敷の前へ来ると... とある門構えの黒板塀の賤しからぬ屋敷の前へ来るとの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...門構えの独立した建築物（たてもの）が揃（そろ）っているところにお雪は平安に暮してはいる... 門構えの独立した建築物が揃っているところにお雪は平安に暮してはいるの読み方
長谷川時雨「モルガンお雪」

...小さな門構えの家の玄関を引開けると... 小さな門構えの家の玄関を引開けるとの読み方
久生十蘭「魔都」

...いままで私たちのいた麹町の堀の家は、立派な門構えの、玄関先きに飛石などの打ってあるような屋敷だった...
堀辰雄「花を持てる女」

...門構えの家でも見かけると... 門構えの家でも見かけるとの読み方
堀辰雄「花を持てる女」

...門構えの家並が揃うまでには... 門構えの家並が揃うまでにはの読み方
柳宗悦「苗代川の黒物」

...そうした門構えを入ると... そうした門構えを入るとの読み方
夢野久作「狂歌師赤猪口兵衛」

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