...ついて来る人を感じて長閑(のどか)なり二月十七日 家庭俳句会...
高浜虚子 「五百五十句」
...町かどの巡査は人間性を理解しつくしたもののごとく長閑(のどか)にほほえみ...
谷譲次 「踊る地平線」
...禁令の打撃に長閑(のどか)な美しい戯作(げさく)の夢を破られなかった昨日(きのう)の日と...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...知らず知らずいかにも長閑(のどやか)な心になってしまうのであった...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...ただ長閑(のどか)にダラダラと時が流れて行くこの島では...
中島敦 「環礁」
...病に因って纔(わず)かに享(う)けえたこの長閑(のどか)な心持を早くも失わんとしつつある...
夏目漱石 「思い出す事など」
...蛇(じや)の目(め)の色(いろ)がきら/\する所(ところ)に陽炎(かげろふ)が燃(も)える如(ごと)く長閑(のどか)に思(おも)はれる日(ひ)もあつた...
夏目漱石 「門」
...「何だか長閑(のどか)ね...
南部修太郎 「下手の横好き」
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野口雨情 「朝おき雀」
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野口雨情 「おさんだいしよさま」
...長閑(のどか)な煙を長々と吐きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...長閑(のどか)な二月の昼下がり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あんなに長閑(のどか)に暮らせたら愉しいだろう...
林芙美子 「新版 放浪記」
...漸く長閑になつた暑つからず寒からぬ春の日は...
原勝郎 「鞦韆考」
...長閑な春の小川を降る夢心地に誘はれると閑吉や五郎が云ふんだが...
牧野信一 「武者窓日記」
...後半は長閑に感ぜられず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...谷々に啼く山鶯の声のみ長閑(のどか)なり...
夢野久作 「白くれない」
...空鞍(からくら)を乗せたまま長坂長閑の陣地内へ...
吉川英治 「上杉謙信」
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