...御厨村の村長田沼民二郎は...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...長田(ながた)幹彦氏のところへ原稿を取りに往つた事があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...一方神田淡路町に琅洞(ろうかんどう)という小さな美術店を創設して新興芸術の展覧会などをやったり、当時日本に勃興したスバル一派の新文学運動に加わったりしていたと同時に、遅蒔(おそまき)の青春が爆発して、北原白秋氏、長田秀雄氏、木下杢太郎氏などとさかんに往来してかなり烈(はげ)しい所謂(いわゆる)耽溺(たんでき)生活に陥っていた...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...長田幹彦君のことだの...
田山花袋 「日本橋附近」
...それ故此の東京にいる知人の中でも長田は最も古い知人で、自分の古い頃のことから、つい近頃のことまで、長田が自分で観、また此方から一寸々々(ちょいちょい)話しただけのことは知っている...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...……況してあなたは長田さんのお友達とは承知して居りますけれどついまだ昨今のことでございますし...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...長田は興ありそうに聞いていたが...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...元々其家(そこ)は長田の定宿のようになっている処だから...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...と、忽ちそう感じて湧々(わくわく)する胸を撫でるように堪えながら、向の顔を凝乎と見ると、長田は、その浅黒い、意地の悪い顔を此方に向けて、じろ/\と視ている...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...ねんねんねんねんねんねんよねんねのお守はどこへいた南条長田(おさだ)へ魚(とと)買いに……そこへ不意に駒井甚三郎が入って来て...
中里介山 「大菩薩峠」
...三ノ宮で下車すると僕と形影相追随するが如き長田君ステーションで僕を迎へて呉れた...
二葉亭四迷 「旅日記」
...松平信博作曲・長田幹彦詞の「助六」を吹込む...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...少くとも長田幹彦氏や近松秋江氏の...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...(乙に)長田さん先程の若い女は?士乙 大事なかろう...
三好十郎 「斬られの仙太」
......
柳田国男 「海上の道」
...母里(もり)与三兵衛―喜多村六兵衛勝吉(かつよし)―衣笠久左衛門―長田三助―藤田甚兵衛―三原右助...
吉川英治 「黒田如水」
...やはり鵯越えから長田へ出て来て...
吉川英治 「随筆 新平家」
...長田神社の横を、宮川に添い、明泉寺からは登るばかりで、やがて黄昏近くに、やっと鵯越え遊園墓地の下までたどりついた...
吉川英治 「随筆 新平家」
便利!手書き漢字入力検索