...されどなる可く長持ちのする作品を作らうと思ふのは...
芥川龍之介 「雑筆」
...文芸上の作品にては簡潔(かんけつ)なる文体が長持ちのする事は事実なり...
芥川龍之介 「雑筆」
...長持ちするようにと...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「空とぶトランク」
...そしてこの部分は長持ちさせる為に火で焦す...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...図556は竹ばかりで出来た柄杓(ひしゃく)で、水入れ、柄、目釘の三部から成り、しっかりしていて、長持ちし、そして軽く、値段は多分一セント位であろう...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...長持ちのする花だったが...
高見順 「いやな感じ」
...けれどもかかる状態が長持ちをする筈(はず)がありません...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...彫刻や油絵のような長持ちのするものを批評するのとでは...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...一時の間に合わせでなくて長持ちのするような徹底的のものであるのに感心した...
寺田寅彦 「自由画稿」
...竹刀(しない)が長持ちに幾杯とかあったというような事を亮(りょう)の祖母から聞いた事がある...
寺田寅彦 「亮の追憶」
...長持ちがするかどうかは疑問ですよ...
徳田秋声 「足迹」
...押し入れも長持ちもないが...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...母が亡(な)くなつたら――恢復することも長持ちすることもまつたくあり得ないことだから...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「何なの」「あなたのでしょう」「あら? 前かけね」「長持ちのお布団の間から出たんですよ」由子は漠然と懐しささえ感じて...
宮本百合子 「毛の指環」
...日本でむかしながらの気風を一番長持ちさせているのは...
横光利一 「旅愁」
...平和の長持ちもむづかしいのではなからうか...
吉川英治 「折々の記」
...長持ちする国じゃあねえ...
吉川英治 「茶漬三略」
...行儀も長持ちはしないので...
吉川英治 「源頼朝」
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