...長尻(ながっちり)の男だからドコへ行っても長かったが...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...カフェに入るとどうも長尻(ながっちり)になる...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...夜(よ)も更渡(ふけわた)るまでの長尻(ながしり)に下女を泣かした父が役所の下役...
永井荷風 「狐」
...つい長尻(ながっちり)をしてしまいます...
永井荷風 「ひかげの花」
...「俺達が長尻(ながつちり)なんで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...かうした長尻の客との対坐は...
萩原朔太郎 「僕の孤独癖について」
...こうした長尻の客との対坐は...
萩原朔太郎 「僕の孤独癖について」
...しかも名打(なうて)の長尻(ながっちり)で...
二葉亭四迷 「浮雲」
...彼奴(きゃつ)が来ると長尻でね...
夢野久作 「近世快人伝」
...又は槓杆(てこ)でも動かぬ長尻の訪客を咄嗟の間に紙片のように掃き出して終(しま)うという辣腕(らつわん)家が時あってか出頭して...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...いくら長尻(ながじり)でも大酒でも...
吉川英治 「三国志」
...長尻(ながじり)につられて彼も酔った...
吉川英治 「三国志」
...それを言いたいための長尻であったかもしれない...
吉川英治 「私本太平記」
...この輝政が長尻(ながじり)で...
吉川英治 「新書太閤記」
...職人なので長尻をする者はなく...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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