...櫻の長大なること...
大町桂月 「千川の櫻」
...また甚だ長大なるに非ず...
高木敏雄 「比較神話学」
...長大な体に汚い服装をして顔も煤(すす)け色をして...
高浜虚子 「子規居士と余」
...かれはその前に驚くべき長大なる自己の影を見た...
田山花袋 「一兵卒」
...憫むべきは斯の如き長大なる物を呑みたる為め頻に落涙しをれり...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...其あとへ跟いて行くとすぐに長大な木橋がある...
長塚節 「彌彦山」
...池辺君は例(いつも)の通りの長大な躯幹(からだ)を東京から運んで来て...
夏目漱石 「三山居士」
...「幻想曲ハ長調(作品一七)」は前者とは全く違った長大な曲で...
野村胡堂 「楽聖物語」
...長大な姿だったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小さい植込の陰から長大な一刀...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この長大な顎で、風を切って横行濶歩するのだから、衆人の眼をそば立たせずには置かない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...灌園はそれを「水莎草(すいしょうそう)(救荒本草 磚子苗注)水生のかやつりぐさなり苗葉三稜に似て陸生より長大なり高さ三四尺武州不忍の池に多し」と書いている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...歌に在る十寸穂(マスホ)ノススキは花穂の長大なものをいい...
牧野富太郎 「植物記」
...長大な顔を一層長くして「ゴホンゴホン」と咳(せき)をしつつ「どうぞあちらへ」という風に扉の方へ両手を動かした...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...湯槽(ゆぶね)の中で趾(あしゆび)を動かしてみる位にまで長大な姿になっている...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...白熱光下に現われたその長大な顔面は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...長大なフロック姿を音もなく運んで這入って来まして...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...海側の終端は長大な氷に閉ざされた岸辺となって...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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