...是彼等が長大なる木材を用ゐし事有るを間接(かんせつ)に示すものなり...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...(第五回參照)コロボックルにして長大なる木材を用ゐたりとせんか...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...憫むべきは斯の如き長大なる物を呑みたる為め頻に落涙しをれり...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...女子は必ず長大なる一枚の櫛(くし)をさしたる島田(しまだ)あるひは笄髷(こうがいまげ)に結び...
永井荷風 「江戸芸術論」
...人物の頭部をも長大ならしめしが...
永井荷風 「江戸芸術論」
...行司とは隔つた莚の上に角力ならば年寄といふ格で坐つて居る六尺もあらうかと思ふ長大な老人が微笑を含んで注視して居る...
長塚節 「撃劍興行」
...暗く重々しい長大な横雲が...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...肩に長大なヤスを担いでくる...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...「大地の歌」は李太白(りたいはく)や王維(おうい)の詩の独訳からヒントを得て作曲した長大な歌曲だ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...連続演奏五日間にわたる長大な曲もあった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...長大な姿だったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...哲学における判断を指示する規則と指針の長大な体系を述べている論理学者たちを...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...真珠貝の養殖場に繁殖し長大なる体は真珠貝を覆い死に至らしむる事があると云われて居る」と書いてある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...灌園はそれを「水莎草(すいしょうそう)(救荒本草 磚子苗注)水生のかやつりぐさなり苗葉三稜に似て陸生より長大なり高さ三四尺武州不忍の池に多し」と書いている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...皺(しわ)だらけの長大な両足の甲に真白い大きな坐胝(すわりだこ)がカジリ附いていた...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...眼の前の蒼白長大な顔面に全神経を集中していた……ように思う...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...やがてその長大な顔に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...碧潭の上に長大な岩床が一の奇勝を為し...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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