...長坂橋頭蛇矛(だぼう)を横(よこた)えたる張飛の一喝に近かるべし...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...長坂塀(ながいたべい)に浸(し)みこんで...
海野十三 「夜泣き鉄骨」
...かれ意富富杼の王は三國の君、波多の君、息長の君、筑紫の米多の君、長坂の君、酒人の君、山道の君、布勢の君等が祖なり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...久松家の麻布長坂の別邸へ...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...燕(えん)ぴと張飛が長坂橋(ちょうはんきょう)に丈八(じょうはち)の蛇矛(だぼう)を横(よこた)えて...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...長坂の邸へ外記と喜太夫を連れこみ...
久生十蘭 「ひどい煙」
...翌日、鷹匠頭の小栗の邸で、重ねて和解の宴を張ることになり、長坂、奥山も寄って、にぎやかな酒宴になったが、宴果ててから、長坂は喜太夫をとめ、外記だけを先に帰そうとしたので、外記は、扱いの不束さに立腹し、いきなり脇差をひき抜き、長坂をおし伏せて、衿から咽喉(のど)もとへ刺し通した...
久生十蘭 「ひどい煙」
...空鞍(からくら)を乗せたまま長坂長閑の陣地内へ...
吉川英治 「上杉謙信」
...南天弓 馬場民部少輔(しょうゆう)一 陣太鼓跡部大炊介(あとべおおいのすけ)一 陣貝 長坂長閑(ちょうかん)一御打物(おんうちもの)飯富兵部少輔一 青貝の槍 小畑山城守一 拍子木 甘利左衛門尉総帥(そうすい)信玄は...
吉川英治 「上杉謙信」
...――それは吉宗の旨をうけて、宵からここに手ぐすねひいていた、長坂、近藤、中坊、本田、そのほか倔強な旗本七名でした...
吉川英治 「江戸三国志」
...長坂刑部と西国浪人や密貿易者(ぬけがい)たちの治世破壊の陰謀に置いて...
吉川英治 「大岡越前」
...長坂橋(ちょうはんきょう)――とある...
吉川英治 「三国志」
...長坂橋を渡りこえて...
吉川英治 「三国志」
...長坂坡(ちょうはんは)へ迫って来た...
吉川英治 「三国志」
...敵は長坂橋を焼き払って退(ひ)いたというのである...
吉川英治 「三国志」
...長坂(ちょうはん)で和子(わこ)の阿斗(あと)を救ったというあの名誉の武将か」と...
吉川英治 「三国志」
...長坂長閑...
吉川英治 「新書太閤記」
...長坂長閑、跡部大炊(あとべおおい)などが、勝頼を陥(おと)しいれた佞臣(ねいしん)という云い伝えは嘘である...
吉川英治 「新書太閤記」
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