...家族の中で長兄はとても頼もしい存在だ...
...長兄は家庭の中でリーダーシップが求められる...
...長兄の結婚式には多くの親戚が集まった...
...長兄とは年齢が離れているが、仲が良い...
...長兄はいつも弟妹をまとめてくれる...
...そのために兄弟たちは殆んど学校へも行く気になれず、いい加減のところでやめてしまい、祖父に従って百姓仕事に身をかくし、長兄の出奔後、おせきは十八歳でいまの浩平を婿にもらって、傾く身上を支えたのであった...
犬田卯 「米」
...京山老人醒セレ眠リヲ長兄忘レタルレ我歟カ...
京山人百樹 「北越雪譜」
...長兄の尊敬しているイプセン先生の顔である...
太宰治 「愛と美について」
...この長兄の口から聞いたのである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...これは曩に長兄春水が藩に召されたのが機縁となつて居る...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...武子さんの文藻(ぶんそう)はそうしてはぐくまれたというが、この父君の雄偉な性格は、長兄光瑞師と、武子さんがうけついでいるといわれているそうで、武子さんは暹羅(シャム)の皇太子に入輿(にゅうよ)の儀が会議され――明治の初期に、日支親善のため、東本願寺の光瑩(こうけい)上人の姉妹(はらから)が、清(しん)帝との縁組の交渉は内々進んでいたのに沙汰(さた)やみになったが――武子さんのは、十七の一月三日、暹羅(シヤム)皇太子が西本願寺を訪問され、武子さんも拝謁されたが、病いをおして歓迎、法要をつとめ、その縁談に進んで同意だった、父法主(ほっす)が急に重態となり遷化(せんげ)されたので、そのままになってしまったという、東本願寺の元老、石川舜台(しゅんたい)師の懐旧談がある...
長谷川時雨 「九条武子」
...長兄が代議士になったとかで...
林芙美子 「晩菊」
...長兄はせつせと瓦礫を拾つては外に放りながら...
原民喜 「氷花」
...恰度廿日市の長兄のところへ立寄つてゐると...
原民喜 「星のわななき」
...長兄も嫂も今夜は八幡村の方へ泊るつもりで出掛けた...
原民喜 「星のわななき」
...当時長兄の月給は金八円に過ぎなかったのである...
武者金吉 「地震なまず」
...長兄も大変緊張してしまった...
柳田国男 「故郷七十年」
...私の長兄が偶然にも下総に永住するようになったのも...
柳田国男 「故郷七十年」
...長兄の借りていた小川さんという昔のお医者さんの家も...
柳田国男 「故郷七十年」
...長兄、一策があるぞ」「どうするのか」「あの絶壁を攀(よ)じ登って、賊の予測しない所から不意に衝きくずせば、なんの造作もない」「登れようか、あの断崖絶壁へ」「登れそうに見える所から登ったのでは、奇襲にはならない...
吉川英治 「三国志」
...この馬をそちに遣(や)る」長兄の祝龍は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...長兄(あに)がお由利にやった恋歌も読んでいる...
吉川英治 「柳生月影抄」
...「……あっ?」長兄(あに)の部屋の方で...
吉川英治 「柳生月影抄」
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