...家族の中で長兄はとても頼もしい存在だ...
...長兄は家庭の中でリーダーシップが求められる...
...長兄の結婚式には多くの親戚が集まった...
...長兄とは年齢が離れているが、仲が良い...
...長兄はいつも弟妹をまとめてくれる...
...長兄が、ひとにだまされて、モンテエニュの使ったラケットと称する、へんてつもない古ぼけたラケットを五十円に値切って買って来て、得々(とくとく)としていたときなど、次男は、陰でひとり、余りの痛憤に、大熱を発した...
太宰治 「愛と美について」
...長兄は、弟妹たちに較べて、あまり空想力は、豊富でなかった...
太宰治 「愛と美について」
...田舎の長兄に、出鱈目(でたらめ)な事を言ってやって、二箇月分の生活費を一度に送ってもらい、それを持って柏木を引揚げた...
太宰治 「東京八景」
...長兄が代議士に当選して...
太宰治 「東京八景」
...長兄は、太い万年筆を握ったまま、実にむずかしい顔をした...
太宰治 「ろまん燈籠」
...茨木(いばらき)の倶楽部(クラブ)で奥畑の長兄としばしば顔を合わすので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...武子さんはそうした家柄の、本派本願寺二十一代法主明如上人(ほっすみょうにょしょうにん)(大谷光尊(こうそん))の二女に生れ、長兄には、英傑とよばれた光瑞(こうずい)氏がある...
長谷川時雨 「九条武子」
...長兄は物置の方の荷を整理したり...
原民喜 「氷花」
...長兄の仮寓があつた...
原民喜 「小さな村」
...長兄が戻つて来た...
原民喜 「夏の花」
...……机上に安んじてゐた彼れの堅固な心が長兄の歸省前後から破れかけてゐたのに...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...例えば台湾で大した成功をしている長兄が云々という通俗小説の展開は余りない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それから両親、長兄夫婦と、家が複雑になったので面倒になり、私だけ先に東京に出た...
柳田国男 「故郷七十年」
...長兄と井上の兄とが相談して...
柳田国男 「故郷七十年」
...まるでそのあとを追うようにして長兄が亡くなった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...長兄長兄と崇(あが)めてしまうからいい」劉備は強いて拒(いな)まなかった...
吉川英治 「三国志」
...が、長兄の武重は、なお都にあって、国元ではない...
吉川英治 「私本太平記」
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