...故に我等は單に長上に奉仕するのみならず...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...併し「他の」現實的自我は――父母も長上も...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...特務曹長上りの豫備少尉なる體操教師を訪問して...
石川啄木 「雲は天才である」
...夫が非職の郡長上りか何かで...
石川啄木 「鳥影」
...やはり白い長上衣を着たもう一人の白人の男がいた...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...役人や会社銀行員があるただ一人の長上から無能と宣言されただけで首をきられる...
寺田寅彦 「マルコポロから」
...長上にたいするほとんど奴隷的な賞賛...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...長上(めうえ)の人の許しもなく...
直木三十五 「南国太平記」
...哥薩克風の長上衣をきた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...カフターン一般農民の用ゐる外套様の長上衣...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...自分のからだが白い長上衣(スヰートカ)を著た若者の腕に抱きすくめられたのを感じた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...粗羅紗の長上衣を著て長い捩(ねぢ)れた泥鰌髭をはやした楽師が弓(きゆう)を一触するや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...自分の寝台の枕もとにおいてある長上衣(スヰートカ)を遠くから見て...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...天にも晴(はれ)にも掛換のない一枚看板の鼠いろの長上衣(スヰートカ)より他には持ちあはせがなく...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...薄羅紗の長上衣(スヰートカ)のうへから銀絲で刺繍をした帯をしめ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...いつも黒い自家織(うちおり)の羅紗で仕立てた長上衣(スヰートカ)をまとひ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...ただ一つの群の長上(ちょうじょう)だけにつけられた名であったのが...
柳田国男 「海上の道」
...じつは礼を尽すべき長上に対する返答の言葉で...
柳田国男 「故郷七十年」
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