...この自分の真の仕事についての長上との意見の相違は今はじまつたことでなく随分ながい歴史をもつてゐるのだ...
伊藤野枝 「女絵師毒絵具を仰ぐ」
...役人や会社銀行員があるただ一人の長上から無能と宣言されただけで首をきられる...
寺田寅彦 「マルコポロから」
...哥薩克の長上衣(スヰートカ)を著こんだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...その白い長上衣(スヰートカ)の若者は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...暗褐色の長上衣(カフターン)...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...長上衣(スヰートカ)をさつそく取り返すつてえ訳にやあ行かなかつただ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...それは赤い長上衣(スヰートカ)の袖口だつたのだ!「さつさと出かけて行つて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...実に総長上杉大将の考えは『神謀鬼略』である...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...木村摂津守艦長木村摂津守(きむらせっつのかみ)と云(い)う人は軍艦奉行の職を奉じて海軍の長上官であるから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...いわんや心にも礼なく形にも礼なく放埒不覊(ほうらつふき)にして長上を軽んじ先輩を侮(あなど)る如きは人の道を外れたる禽獣行(きんじゅうこう)のみ...
村井弦斎 「食道楽」
...馬廻(うままわり)以上は長上下(なががみしも)...
森鴎外 「阿部一族」
...長上の御都合以外に権利なるものはないと言っている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...世故にたけ又親切な長上に...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...じつは礼を尽すべき長上に対する返答の言葉で...
柳田国男 「故郷七十年」
...主君長上に対して不満のある場合に...
柳田国男 「山の人生」
...長上(ちょうじょう)に対する礼儀のみからではなかった...
吉川英治 「三国志」
...長上に諂(へつら)っては...
吉川英治 「親鸞」
...長上の礼をとって...
吉川英治 「平の将門」
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