...固より此等の長上も亦我等が心を盡して奉仕しなければならぬところである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...故に我等は單に長上に奉仕するのみならず...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...固より善魔に――父母や長上も時としては我等にとつて善魔である――服從するとき...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...夫(をつと)が非職の郡長上りか何かで...
石川啄木 「鳥影」
...大きな骨ボタンの附いた黒い長上衣を着た十七ほどの少年...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...長上(めうえ)の人の許しもなく...
直木三十五 「南国太平記」
...畝織の手堅い長上着にはそれとなき布地のほつれが見え...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...白い羅紗の長上衣を著た年寄りの女たちは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...哥薩克風の長上衣を著た少年が羽根蒲団と羽根枕とを運んで来たのに対つて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...祖父は長上衣(スヰートカ)を著て...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...てつきりその赤い長上衣(スヰートカ)のせゐだと気がついただ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...自分の寝台の枕もとにおいてある長上衣(スヰートカ)を遠くから見て...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...長上衣(ながうはぎ)だか...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...機関長上ノ畑純一氏と僕の四人である...
横光利一 「欧洲紀行」
...年からいっても長上(めうえ)にあたるこの梅雪に...
吉川英治 「神州天馬侠」
...何歳かの長上ですからお導きいたしてもよいが」「どうぞ...
吉川英治 「親鸞」
...長上の礼をとって...
吉川英治 「平の将門」
...家庭や長上の人より受くるもののように余裕がありません...
若杉鳥子 「職業の苦痛」
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