...固より此等の長上も亦我等が心を盡して奉仕しなければならぬところである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...故に我等は單に長上に奉仕するのみならず...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...併し「他の」現實的自我は――父母も長上も...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...自己の靈魂の訓練を長上に托する心持も――此等の崇高な...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...傲岸不遜(ごうがんふそん)にして長上をあなどり...
太宰治 「新釈諸国噺」
...長上衣にくるまって横になった...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...長上の訓諭を聴聞(ちょうもん)する時など...
寺田寅彦 「笑い」
...長上にたいするほとんど奴隷的な賞賛...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...畝織の手堅い長上着にはそれとなき布地のほつれが見え...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...哥薩克の長上衣(スヰートカ)を著こんだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...ひとめお眼にかけてえもんだ!長上衣(スヰートカ)だけでもお前(めえ)の短衣(コフタ)と赤革の靴より高価(たか)かんべえ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...薄羅紗の長上衣(スヰートカ)のうへから銀絲で刺繍をした帯をしめ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...その文人の長上着の裏にはすっかり毛皮がつけられていたそうです...
宮本百合子 「裏毛皮は無し」
...馬廻(うままわり)以上は長上下(なががみしも)...
森鴎外 「阿部一族」
...世故にたけ又親切な長上に...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...主君長上に対して不満のある場合に...
柳田国男 「山の人生」
...長上(ちょうじょう)に対する礼儀のみからではなかった...
吉川英治 「三国志」
...それどころか」一門の長上という身でなければ...
吉川英治 「親鸞」
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