...地球を掘鑿せよ...
李箱 「且8氏の出発」
...明治十四年修鑿して...
大町桂月 「金華山」
...キザな穿鑿に終るだけの事であらう...
太宰治 「お伽草紙」
...「僕の気持をしょっちゅう穿鑿するということは」とラエーフスキイはつづけた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...或は歌い、或は叫び、或は黙し、或は穿鑿し、或は静観する...
豊島与志雄 「野に声なし」
...運慶は見物人の評判には委細頓着(とんじゃく)なく鑿(のみ)と槌(つち)を動かしている...
夏目漱石 「夢十夜」
...鑿胝(のみだこ)の具合を見ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...血脂(ちあぶら)のついた鑿を持って来て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鑿一丁で易々と開けるのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一寸以上もある肉の厚い穴堀鑿(あなぼりのみ)だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの鑿(のみ)くらゐでは外から開かないよ」深川からの歸り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...左手に鑿(のみ)を持っているのは...
火野葦平 「花と龍」
...KUKKUTA (梵)COCK (英)最後に注意すべきは語原の穿鑿上...
森林太郎 「「言語の起原」附記」
...六だからこのような地方語の穿鑿(せんさく)は...
柳田国男 「木綿以前の事」
...地下道は本丸の西の廓内(かくない)へ鑿(ほ)り抜けて出る計画の下に...
吉川英治 「新書太閤記」
...結局その隙間(すきま)へ鑿(のみ)の刃を挿(さ)し込んで...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...語句の意義や異同の穿鑿(せんさく)からさらに進んで作品としての取り扱いに立ち入ってもらいたいからである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...語句の端々(はしばし)を穿鑿するのは作品としての取り扱いの準備であってそれ自身が目的なのではない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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