...語釋の穿鑿も相似たりと...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...矮鶏(ちゃぼ)は狆と違ってその穿鑿(せんさく)も楽であろうと思った……とにかく...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...兵庫県と岡山県の境になった上郡と三石(みいし)間の隧道(トンネル)の開鑿(かいさく)工事は...
田中貢太郎 「隧道内の怪火」
...つんではたべるパパとボウヤ旅の人とし休んでゐる栴檀の花や葉やまいにちいちにち掘る音を聞かされる(温泉掘鑿)六月八日 同前...
種田山頭火 「行乞記」
...又やたらに穿鑿するのも考えものだと思うが...
戸坂潤 「社会時評」
...たぶん買ってきた鑿(のみ)ででもあったろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...鑿は勢いよく動き出しました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...鑿一挺で大変なものを拵えてしまったのです...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...鑿胝(のみだこ)の具合を見ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...血脂(ちあぶら)のついた鑿を持って来て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...掘鑿の坑夫は、今や昼夜兼行であった...
葉山嘉樹 「坑夫の子」
...鑿岩機さえ運転していないで...
葉山嘉樹 「坑夫の子」
...美術は感情を以て意を穿鑿するものなり...
二葉亭四迷 「小説総論」
...一往の穿鑿さへせずに勝手の好いやうにばかり讀んで...
三田村鳶魚 「女順禮」
...その世話で種を送りもらい植え付けて後穿鑿(せんさく)すると...
南方熊楠 「十二支考」
......
室生犀星 「星より來れる者」
...それを穿鑿(せんさく)しようなどと思うものは一人もない...
森鴎外 「阿部一族」
...鑿(のみ)を休めていう...
吉川英治 「親鸞」
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