...この頃に孜孜(しし)として研鑽を重ねたひとが後に名をなしたのです...
上村松園 「明治懐顧」
...予弱冠時就中浜氏習学英語座上得与鹿城西先生相識当時既以同志相期許焉先生時猶在手塚氏塾落拓未遇及後奉命留学荷蘭瘴烟万里同嘗艱難窓雪三冬具共研鑽自此之後離合不一趣向或殊然至其相見莫不握手相歓四十年如一日況我故妻弟紳六受先生之子養承先生之嗣重以姻之戚乎先生既逝我髪亦※今読其行状憶起往事不禁涙之々下也明治三十一年十月榎本武揚誌...
榎本武揚 「西周伝」
...独創の研鑽(けんさん)に力(つと)め...
大隈重信 「早稲田大学の教旨」
...夕(ゆふべ)に鑽仰(さんがう)の嶺(みね)を攀(よ)づれば...
高山樗牛 「瀧口入道」
...もうそろそろ将軍家の和歌の御研鑽も十年ちかくなつてゐたのではないでせうか...
太宰治 「右大臣実朝」
...象山の燧石(ひうちいし)と相鑽(う)つ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...鳩ヶ谷の三志様の鑽仰(さんぎょう)で持切りになってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...一代の研鑽を傾け尽して編んだ伝書に...
野村胡堂 「江戸の火術」
...ただ人気があったというだけにしてその後の研鑽琢磨(たくま)を投げすててしまい...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...しかるに先生の学問上研鑽がこの長寿と道連れにならずに...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...研鑽の余地を留めて置いた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...研鑽はここに停止してしまうからである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...燧(ひうち)で火を鑽(き)るということは大昔からで...
柳田国男 「木綿以前の事」
...多年の研鑽(けんさん)にいささか会得したと信じていた蝙也も...
山本周五郎 「松林蝙也」
...能楽没落のただ中に黙々として斯道(しどう)の研鑽(けんさん)を怠らなかった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...能楽はかくあるべきものと信じて苦心研鑽をして来た結果...
夢野久作 「能とは何か」
...彼の生涯にわたって研鑽してきた兵法二天一流の事――つまりその集大成を系列して...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...鑽仰(さんぎょう)の所作(しょさ)をよろしく演じて...
吉川英治 「平の将門」
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