例文・使い方一覧でみる「鐵」の意味

...鐵の床や手すりが油でぴかぴか光つてゐて... 鐵の床や手すりが油でぴかぴか光つてゐての読み方
芥川龍之介「軍艦金剛航海記」

...此の如くにして無鐵砲なる勇者の生涯は... 此の如くにして無鐵砲なる勇者の生涯はの読み方
阿部次郎「三太郎の日記　第一」

...街鐵線の電車より外濠線のに乘りかへむとするに... 街鐵線の電車より外濠線のに乘りかへむとするにの読み方
大町桂月「妙義山の五日」

...鐵鉢を掌（たなごゝろ）に捧（さゝ）げて... 鐵鉢を掌に捧げての読み方
高山樗牛「瀧口入道」

...それに「此（この）垣（かき）一重（ひとへ）が黒鐵（くろがね）の」と認（したゝ）めた後（あと）に括弧（くわつこ）をして... それに「此垣一重が黒鐵の」と認めた後に括弧をしての読み方
夏目漱石「門」

...鐵砲でやられたのなら... 鐵砲でやられたのならの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...掛（かゝ）り人（うど）の宇佐川鐵馬でした... 掛り人の宇佐川鐵馬でしたの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...取上げて見ると、四本の鐵の齒は、長い間藁を扱（しご）いて、ツルツルに磨かれて居る筈のが、不思議に粗雜な鑢目（やすりめ）があり、丸くなつて居る筈の尖端が、思ひきや錐（きり）のやうに尖つて居るのです... 取上げて見ると、四本の鐵の齒は、長い間藁を扱いて、ツルツルに磨かれて居る筈のが、不思議に粗雜な鑢目があり、丸くなつて居る筈の尖端が、思ひきや錐のやうに尖つて居るのですの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...中年者の下女のお鐵... 中年者の下女のお鐵の読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...十貫目もあらうと思はれる鐵梃でした... 十貫目もあらうと思はれる鐵梃でしたの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...家の中で寵（かまど）の下か風呂場の鐵砲（てつぱう）に投（はふ）り込む術（て）もある」平次の觀察は... 家の中で寵の下か風呂場の鐵砲に投り込む術もある」平次の觀察はの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...」「いままでよりはよい？」「さうです？――雜（まじ）りけのない粗金（あらがね）が汚（きたな）い鐵屎（かなくそ）よりも遙かにいゝよ... 」「いままでよりはよい？」「さうです？――雜りけのない粗金が汚い鐵屎よりも遙かにいゝよの読み方
ブロンテイ十一谷義三郎訳「ジエィン・エア」

...今や鐵幹、其長短歌を集めて一卷と爲し、東西南北といふ... 今や鐵幹、其長短歌を集めて一卷と爲し、東西南北といふの読み方
正岡子規「東西南北序」

...余、鐵幹を見る、日猶淺し... 余、鐵幹を見る、日猶淺しの読み方
正岡子規「東西南北序」

...ところどころ細い鐵の欄干も植ゑられ... ところどころ細い鐵の欄干も植ゑられの読み方
宮沢賢治「銀河鐵道の夜」

...鐵砲蟲が入らぬ樣子なので實はならなくても木が採れゝばと捨てゝおいたら...
横瀬夜雨「五葉の松」

...×午後三時より、小日山君夫婦の主催で、星ヶ浦の水楼星の屋に短歌会が開かれ、主人夫婦の外、石川鐵雄君夫婦、千葉夫人、眞山西田両君及び予等夫婦が会した...
與謝野寛・與謝野晶子「満蒙遊記」

...湯谷ホテルと呼んでゐるこの温泉宿はこの鐵道會社の經營してゐるものであるのだ...
若山牧水「鳳來寺紀行」

「鐵」の読みかた

「鐵」の書き方・書き順