...一人の僧侶が一対の大きな鐃(ぎょうばつ)を取り上げて数回ガチャンガチャンと鳴らした...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...再び鐃が鳴った後で立ち上り...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...鐃(ねう)や太鼓を鳴らし始めた...
石川啄木 「天鵞絨」
...鐃(かね)や太鼓を鳴らし初めた...
石川啄木 「天鵞絨」
...銅鑼鐃(どらにょうはち)を叩けさ...
泉鏡花 「歌行燈」
...アフリカの蛮人でくちびるを鐃(にょうばち)のように変形させているのや...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...おまへの歯は よく切れるさうな山々の皮膚が あんなに赤く夕陽(ゆふひ)で爛らされた鐃鉢(ねうばち)を焦々して 摺り合せてゐるおまへはもう 暗い部屋へ帰つておくれおまへの顎が...
富永太郎 「無題 京都」
...小雷音寺(しょうらいおんじ)の黄眉(こうび)老仏のために不思議な金鐃(きんにょう)の下に閉じ込められたときである...
中島敦 「悟浄歎異」
...身を縮めれば金鐃もまた縮まる始末で...
中島敦 「悟浄歎異」
...金鐃には傷一つつかない...
中島敦 「悟浄歎異」
...外から金鐃(きんにょう)を突通した...
中島敦 「悟浄歎異」
...鐃と太鼓の伴奏で絶えることなく空中にただよい...
久生十蘭 「新西遊記」
...鐃(ツィンバルイ)や提琴や羯鼓をかたへに置いて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...響く鐃(にょうはち)のごとしと書いてある...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...お寺の本堂の大きな鐃鉢(にょうばち)をガンモモ...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...寺の鐃鉢とは大小の非常な差があるが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...ざぶるうんと間(ま)を置いて海の鐃(ねうばち)が鳴らされます...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...彼らは鐃(にょうばち)や手銅鼓や女夫笛の騒々しい響きに合わせて...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
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