...愛着(あいぢやく)の背(せ)を刻(きざ)む鏨(たがね)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...一は利刃、一は鈍鏨、一見して性格の相反する二人はどういう点で意気投合したのか、翌六年には陸奥の次男潤吉を市兵衛の養子とする約を結ぶに至った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...諸君のペンと画筆と鏨とを革命のために持って来い...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...予ハ鏨(たがね)彫リト云ウ彫リ方ヲ委シクハ知ラナイ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...「櫻材をもつて模型をつくり數多の鑢(やすり)と鏨(たがね)をあつらへ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...これは」「鏨(たがね)のやうだ」蝋燭の中から飛出したのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...番頭の善七は鏨(たがね)の極印を拵(こさ)へて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それでも金床や鞴(ふいご)や大小の鑢(やすり)や鏨(たがね)やがいろ/\の材料と共に配置され...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...細い鏨(たがね)が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...太さ煙管の吸口ほどの鋼鐵の鏨を押し出して見せるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...先の尖つた鏨を撃ち込むと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...羅宇(らう)の鐵砲は鏨の玉を撃ち出し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鏨を撃ち出した羅宇は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...先の尖った鏨(たがね)を撃ち込むと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鏨(たがね)を鉛玉の代りに撃ち出すことを考えた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鏨(たがね)を撃ち出した羅宇は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...皮を鑢の下に敷いて鏨(たがね)で刻んで颯々(さっさつ)と出来る様子だから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...鏨(たがね)だの...
堀辰雄 「幼年時代」
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