...時に鏗爾(かうじ)たる暮天の鐘に和して...
石川啄木 「閑天地」
...トンカンと鉄砧(かなしき)を撃つ鏗(かた)い響が...
石川啄木 「赤痢」
...トンカンと鐵砧(かなしき)を撃つ鏗(かた)い響が...
石川啄木 「赤痢」
...鏗(がちや)りと銅貨の相触れる響(ひびき)...
石川啄木 「鳥影」
...鏗(がちや)りと銅貨の相觸れる響...
石川啄木 「鳥影」
...春琴例のごとく三の絃(いと)を鏗然(こうぜん)と弾(はじ)きてそのまま三味線を置き...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...忽ち鏗然(こうぜん)と鳴ってキンコンケンと奇妙な音楽を奏で始めた...
谷崎潤一郎 「少年」
...鏗(だうかう)たる響は復(ま)た以前の々(さう/\)切々(せつ/\)たるに似ず...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...鏗然(かうぜん)として理智を絶したる新啓示として直覚せられたるなり...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...それより三年の後(明治三十四年)平出鏗二郎(ひらでこうじろう)氏が『東京風俗志』三巻を著した時にも著者は向嶋桜花の状を叙して下の如く言っている...
永井荷風 「向嶋」
...その声鏗鏘(こうそう)として聞く者耳を欹(そばだ)つ...
正岡子規 「俳諧大要」
...鼓瑟(ことのて)希(しばし)とだえ鏗爾(こうじ)として瑟(しつ)を舎(さしお)きて作(た)ち...
和辻哲郎 「孔子」
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