...安賊を鏖殺したる...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...赤壁に曹瞞八十万の大軍を鏖殺し...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...まかりちがえばローゼンの一家を鏖殺(おうさつ)してもかまわないから...
田中貢太郎 「警察署長」
...打鈎(うちかぎ)を以て引寄せ乗遷(うつ)り船中の夷輩を鏖殺(おうさつ)し脚船を奪うべし〔何ぞ壇の浦の戦に似たる〕...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...鏖殺(みなごろし)の狂猛な蛮行が演ぜられた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...仲の徒を鏖殺(おうさつ)するか」「吉井...
直木三十五 「南国太平記」
...なるべく最少の動揺を以て彼等鏖殺(おうさつ)の秘計を胸に秘めつつ...
中里介山 「大菩薩峠」
...江戸の武家町人を鏖殺(みなごろし)にしないまでも江戸中の大騒ぎを起させる目論見(もくろみ)のところ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鏖殺の噂にはおまけがありましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その証拠として近々一家を鏖(みなごろし)に仕る可く随分要心堅固に被遊可(あそばさるべ)く候 頓首蝙蝠冠兵衛 亡霊銭形平次殿こんな人を嘗(な)めたことが書いてあるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「成瀬屋の鏖殺(みなごろ)しだ」「何?」「今朝の味噌汁でやられましたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いまに青梅屋を鏖殺(みなごろ)しにして男の一分を立ててやる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...鏖殺しにするなどと口走る以上...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...また敗れて士卒鏖殺(みなごろし)と来た...
南方熊楠 「十二支考」
...男女八人を鏖殺(おうさつ)して台所の傍を見れば生きた豕を繋(つな)ぎいた...
南方熊楠 「十二支考」
...最初この日野を焼いて野鼠蟄虫を鏖殺(おうさつ)し...
南方熊楠 「十二支考」
...夷虜を鏖(みなごろし)にし』といい...
山本周五郎 「新潮記」
...鏖殺(みなごろし)にするの策に出た...
吉川英治 「新書太閤記」
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