...(一)山城國比叡山頂 (山崎直方氏報)(二)信濃國大門峠 (若林勝邦氏報)(三)飛彈國神岡鑛山 (西邑孝太郎氏報)(四)同國大西峠頂上 (田中正太郎氏報)(五)同國高城山絶頂 (同氏報)(六)羽後國男鹿半島眞山々中 (若林勝邦氏報)是等(これら)石鏃(せきぞく)は鳥獸獵の際(さい)射損(ゐそん)じて地に落(を)ちたるものなるべく...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...斯かる塲合(ばあい)に於ては美麗(びれい)なる石斧石鏃類は幾分か交換の媒(なかだち)の用を爲せしならん...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...その三叉(みつまた)の鏃(やじり)ある矢にマカオーン勇將の 505右の肩射て奮戰を停むることの無かりせば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...或骨鏃...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...「このねらい方というやつが……人によってはこれを鏃(やじり)からねらうものもある...
中里介山 「大菩薩峠」
...後矢の鏃は必ず前矢の括に喰入るが故に...
中島敦 「名人伝」
...鏃の深さと狙いの確かさは二人の精神的に重畳(ちょうじょう)されたものが...
室生犀星 「姫たちばな」
...中空に盈ち來れば浪靜かなる大和田の月は舟とも見ゆるかな舟か水門(みなと)の舟ならばせめては長き秋の夜を際(はて)なき水に流されて灼(もゆ)る枕を浸(ひた)さんに毒ある鏃足に受けて野べに嘯(うそぶ)くことをすら停(とゞ)められたる我なれば唯舟こそは戀しけれ負ひたる傷の深ければ物に觸るゝを厭へども寢ぬに綾無(あやな)き幻の花の象(かたち)の眼に見えて緑...
横瀬夜雨 「花守」
...鏃(やじり)を鍛え...
吉川英治 「篝火の女」
...あの鏃(やじり)に...
吉川英治 「三国志」
...虎狼(ころう)の鏃(やじり)をといで...
吉川英治 「神州天馬侠」
...鼻かけ卜斎(ぼくさい)っていう有名な鏃鍛冶(やじりかじ)だよ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...種々な鏃(やじり)の型図面(かたずめん)などがざったにちらかっており...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「鍛冶(かじ)にかけては鏃鍛(やじりう)ちの名人...
吉川英治 「神州天馬侠」
...おまえは裾野に住みついている鏃鍛冶(やじりかじ)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...かれをただの鏃鍛冶(やじりかじ)とばかり思っていた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...鏃(やじり)を研(と)がせていた...
吉川英治 「平の将門」
...拾い集めた鏃(やじり)も兜(かぶと)の古金も...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??