...鏃(やじり)があるぞ...
芥川龍之介 「偸盗」
...一人はそれにて鏃(やじり)を研ぎ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...小さい片は鏃として矢の先に結び附け...
丘浅次郎 「人類の将来」
...貝塚から出る石鏃(せきぞく)や石刀(せきとう)がすこぶる精巧にできているところから考えると...
丘浅次郎 「民族の発展と理科」
...石鏃の事は既に云へり...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...書斎には、石斧、ハニワ、石鏃、首飾りなど、弥生(やよい)式もあれば、縄文式もある...
野村胡堂 「胡堂百話」
...私はたゞわけもない此の石鏃の思出話を綴つて...
濱田耕作 「石鏃の思出話」
...とにかく石鏃(せきぞく)は形(かたち)も小(ちひ)さく可愛(かわい)らしいので...
濱田青陵 「博物館」
...鹿矢(ししや)の骨片の矢の根は征矢(そや)の雁股(かりまた)になった矢鏃(やじり)ととり変えられた...
横光利一 「日輪」
...鋭い鏃(やじり)をもった鉄弓の矢であった...
吉川英治 「三国志」
...「これは烏頭(うず)という毒薬が鏃(やじり)に塗ってあったためで...
吉川英治 「三国志」
...いまではもとにかえって鏃鍛冶(やじりかじ)の鼻(はな)かけ卜斎(ぼくさい)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...もと富士(ふじ)の裾野(すその)におりました鏃鍛冶(やじりかじ)で...
吉川英治 「神州天馬侠」
...弾薬(たまぐすり)や鏃(やじり)も戦うほどは匿(かく)してもありまするぞ……ゆめ...
吉川英治 「新書太閤記」
...鏃(やじり)は骨に引ッかかっているとみえて...
吉川英治 「新書太閤記」
...これまた凄まじい鏃(やじり)の数を射て来るのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...鏃(やじり)を研(と)がせていた...
吉川英治 「平の将門」
...槇葉(まきば)の鏃(やじり)をうちこんでしまった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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