...絶巓は大きな石鏃(やじり)のやうに...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...貝塚から出る石鏃(せきぞく)や石刀(せきとう)がすこぶる精巧にできているところから考えると...
丘浅次郎 「民族の発展と理科」
...その棘の先端を以てハツシと鏃を叩き落した...
中島敦 「名人傳」
...大小三箇の石鏃が屆いた...
濱田耕作 「石鏃の思出話」
...六石鏃の形式分類は...
濱田耕作 「石鏃の思出話」
...私はたゞわけもない此の石鏃の思出話を綴つて...
濱田耕作 「石鏃の思出話」
...(第三十三圖(だいさんじゆうさんず))第三十三圖 ヨーロツパ青銅器(1)斧(2)斧(3)短劍(4)鉾(5)長劍(6)刀(7)鏃(8)腕輪(9)留針この青銅器(せいどうき)の時代(じだい)は...
濱田青陵 「博物館」
...秀郷唾を鏃(やじり)に塗りて大蜈蚣を殺したというに合う...
南方熊楠 「十二支考」
...斜谷(やこく)の乱軍中に口へ鏃(やじり)をうけて...
吉川英治 「三国志」
...無数の鏃(やじり)が植えてあるのだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...鏃(やじり)のさきが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...弾薬(たまぐすり)や鏃(やじり)も戦うほどは匿(かく)してもありまするぞ……ゆめ...
吉川英治 「新書太閤記」
...鏃(やじり)のない矢柄(やがら)で打っているのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...また来るぞ」鏃(やじり)のような鋭い彼の眸に対して...
吉川英治 「親鸞」
...鏃(やじり)をみがき...
吉川英治 「平の将門」
...しかし、今日なお渭山(いざん)の城に蓄(たくわ)えある、武器、船具、楯(たて)、強薬(ごうやく)、鏃(やじり)、金銀の軍用は、みな当時、天草より持ち込んだ物や、義伝公の御用意であったことはたしかでござる」「ウーム……それが百二十年後の今日になって、皇室の御為(おんため)に、役立ってまいるとは不思議な訳」「少し話がそれましたが、さてその義伝公、泰平の豪傑はとかく不遇で、遂に毒殺されました」「ア、誰に?」「家光の廻し者」「隠密でござるか」「イヤ、義伝公の奥方であった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...鏃(ヤジリ)ヲトッテ名ヲ書キ連ネ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...鏃を掘っていたが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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