...頼光をはじめ、鎮西八郎、悪源太義平などの武勇に就いては知らぬ人も無いだろうが、あの、八幡太郎義家でも、その風流、人徳、兵法に於いて優れていたばかりでなく、やはり男一匹として腕に覚えがあったから、弓馬の神としてあがめられているのである...
太宰治 「花吹雪」
...彼れ嘉永三年鎮西(ちんぜい)の山川を跋渉(ばっしょう)し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...鎮西八郎」そこへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「やあ、鎮西八郎、豪勢だな...
中里介山 「大菩薩峠」
...これを鎮西八郎に見立てて帰る者が多いのですよ……どうです...
中里介山 「大菩薩峠」
...坂東へ遣わさるべき宣旨を鎮西へ下すことになった時は...
中里介山 「法然行伝」
...鎮西の庄園の土貢を割いて毎年法然に寄附して来たが...
中里介山 「法然行伝」
...「もし尚不審があろうという人は鎮西の聖光房に尋ね問われるがよい」といわれた時...
中里介山 「法然行伝」
...療治はゆるされ候なんと覚え候」鎮西から上って来た或る一人の修行者が法然の庵室へまいって...
中里介山 「法然行伝」
...四十六鎮西(ちんぜい)の聖光房弁長(また弁阿)は筑前の国加月庄の人であったが...
中里介山 「法然行伝」
...そこで勢観房の門流は皆鎮西に帰して別流を樹てなかったということである...
中里介山 「法然行伝」
...文政元年彼は三年の喪を終りて終に鎮西(ちんぜい)の遊を試みたり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...「いま足下を封じて大都督護軍鎮西(ごぐんちんぜい)将軍とし...
吉川英治 「三国志」
...鎮西将軍の印綬(いんじゅ)を拝し...
吉川英治 「三国志」
...たちまち鎮西の大勢力が...
吉川英治 「私本太平記」
...鎮西奉行大友具簡(ぐかん)がその目標だったのである...
吉川英治 「私本太平記」
...その文は「歴代鎮西要略」にあるが...
吉川英治 「私本太平記」
...鎮西(ちんぜい)に落ちて参りまする...
吉川英治 「日本名婦伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??