...打ち鎮めようと致しました...
芥川龍之介 「邪宗門」
...小鳥は鳴を鎮めて渡舟さえ動かず...
ラビンドラナート・タゴール Rabindranath Tagore 宮本百合子訳 「唖娘スバー」
...この騒ぎを鎮めるのに十分なはずであったが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それまで鳴を鎮めて居た曲者(くせもの)は...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...雨はあたりの火照りを稍々鎮めてくれたが...
原民喜 「夏の花」
...疫病を鎮める目的で神祇官の行つた神事...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...成吉思汗(ジンギスカン)(愉快そうに)太陽汗(タヤンカン)! (虎を鎮める)武将達の間を昂奮してのそのそ歩き廻っていた虎は...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...気を鎮めなければいけないよ...
牧野信一 「毒気」
...そういう聡明や鍛錬――良心を鎮めるための...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...両軍鳴りを鎮めて見物し竜ついに負けたてふ一節があって...
南方熊楠 「十二支考」
...己の内生活の騒擾(そうじょう)を鎮めて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...彼は叛乱を大事に到らぬ前に鎮めようとして...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これはと驚く音絵を武丸は押し鎮めた...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...全身の戦慄を押し鎮めるべく...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...お気をお鎮めなさりませ...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...畳んだマントを左右に振って鎮めようとつとめたが...
横光利一 「旅愁」
...――足下はすぐ城兵を取鎮めに行け...
吉川英治 「三国志」
...そこでアルブケルケはコチンに赴いて簡単に事を鎮め...
和辻哲郎 「鎖国」
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