...却りて我心を抑し鎭むる媒(なかだち)となりぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...鎭守の森から出て...
石川三四郎 「浪」
...幸にして大岡委員長の制止にて鎭靜に歸し次で望月小太郎氏(猶)より日米關係につき説明を求むるため祕密會を要求せしも成立せずして散會したる由に候◎韓宮の低氣壓 韓國内閣の動搖に關しては一昨日の本欄に多少記載する所ありしが...
石川啄木 「雲間寸觀」
...淺猿しい犬の屍を構へた潦の面は、小波が鎭まると、宛然(さながら)底無しの淵の如く見えた...
石川啄木 「散文詩」
...南祖坊長く茲に鎭す...
大町桂月 「十和田湖」
...阿羅本を崇めて鎭國大法主となす...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...確かに中外に對する重鎭たらむ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...停車場を出た時には寒い空氣が乾き切つた市中を吹き拂つて稍鎭まつた時であつた...
長塚節 「開業醫」
...『ほんとにお前のお蔭で餘計な人騷ぎをした‥‥‥‥‥』『それでもまあ直ぐ鎭まつて...
南部修太郎 「疑惑」
...ソオルを乘せた自動車はまだ鎭まらぬ吹雪を衝いてストツクホルムから程近い有名な大學都市のウプサラへ再び急いでゐた...
南部修太郎 「死の接吻」
...何よりこの娘の心持を鎭めて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...擢(ぬきん)でて鎭撫(ちんぶ)の大任を命ぜられ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...町も大方は寢鎭まりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人が寢鎭まつてから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分の取亂した氣持を鎭(しづ)めることは出來なかつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...犬も「靜かにしろ! パイロット」と云はれて鎭(しづ)まつたのである...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私は心が鎭まつて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...お客を鎭(しづ)める爲めに拵へた思ひつきに過ぎないことを...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
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