...心を鎭めて目を閉づれば...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...わななく胸を押し鎭めながら...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その鎭座縁起...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...波鎭漢紀は、位置階級の稱...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...やがて程なく恐るべき*アレースの威は鎭りぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ちょうど手許にあったなんとかいう鎭靜劑を今この場所で服用なさいと言いだして...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...更け鎭まつた大通のうす暗い歩道の上を...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...今夜中に片付けなきや魔が射しさうだ」其處からもう一度鎭守の森の芝居小屋へ引返した平次...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鎭守の森をグルリと一と廻りすると拜殿から登つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...反つて喪中(もちう)のやうに鎭まり返つて居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...藁生鎭にうつつてからは...
林芙美子 「雨」
...それは彼の昂奮を鎭め...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...さう思ひ付くといくらか氣が鎭(しづ)まつて横になつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私は心が鎭まつて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...希望にみちた心を鎭めるやうな...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...皆んな寢鎭まつて蟲の音(ね)のみしてゐる所を...
正宗白鳥 「避病院」
...彼の中に群る總ての考へを鎭壓さすだけの力が充分あつた...
横光利一 「悲しみの代價」
...聳ゆるといふよりいかにもおつとりと双方に大きな尾を引いて靜かに鎭座してゐるのである...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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