...心を鎭めて目を閉づれば...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...數百の警察官を以つて鎭撫する能はず...
石川三四郎 「浪」
...同盟して鎭壓しようといふことを申出した國もあり...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...今に至るまで鎭ります...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...鎭懷石と釣魚かような事がまだ終りませんうちに...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...かの阿羅本に與へられたる「鎭國大法主」「大徳」の尊號と妙に相似たるに非ずや...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...ウーリュンポスに鎭れる歌の神々乞ふ告げよ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...然しこれは多くは事變の鎭まつた時に...
内藤湖南 「維新史の資料に就て」
...然るに傳教大師があの山を開きました時に自分の信仰する神樣を連れて來て其處に鎭守させる...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...一時に奔騰(ほんとう)した感情が漸次に鎭靜してくるのを私は意識した...
南部修太郎 「猫又先生」
...街は灰を撒(ま)いたやうに鎭まつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「尤(もつと)も皆んな寢鎭(ねしづ)まつてから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...九佐渡屋は無氣味に鎭まり返つて奉公人達は彼方此方(あつちこつち)にひと塊りになり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鎭まり返つた下男圓三郎の姿だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さう思ひ付くといくらか氣が鎭(しづ)まつて横になつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...夜になつても鎭(しづま)るどころか益々その勢を増し怒號(どがう)を強めるばかりで...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...本間氏は明かに頭腦の惡い派の重鎭なのであらうと...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...彼の中に群る總ての考へを鎭壓さすだけの力が充分あつた...
横光利一 「悲しみの代價」
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