...式場は忽ち水を打ちたるやうに鎭まりぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...直ちに之を口實として鎭壓策を講ずるのです...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...跡に殘れる婦女老幼は誰が誘ふともなく悉く鎭守の杜に集つて祈を上げる...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...鎭まりまさしめき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
......
武田祐吉 「古事記」
...故郷の鎭守の森の杉の木蔭のあちこちに簇生して居た可憐な藪柑子の姿は...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...興奮しきった神經を鎭めるには...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ちょうど手許にあったなんとかいう鎭靜劑を今この場所で服用なさいと言いだして...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ソオルを乘せた自動車はまだ鎭まらぬ吹雪を衝いてストツクホルムから程近い有名な大學都市のウプサラへ再び急いでゐた...
南部修太郎 「死の接吻」
...それが鎭まる前にはきつと九度...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...今夜中に片付けなきや魔が射しさうだ」其處からもう一度鎭守の森の芝居小屋へ引返した平次...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無氣味に鎭まり返つて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...間接には政治上の風波も平素皇后の徳に依て鎭靜するもの少なからずと云ふ...
福沢諭吉 「帝室論」
...犬も「靜かにしろ! パイロット」と云はれて鎭(しづ)まつたのである...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...お客を鎭(しづ)める爲めに拵へた思ひつきに過ぎないことを...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...旅中鎭魂の作であつた...
堀辰雄 「伊勢物語など」
...本間氏は明かに頭腦の惡い派の重鎭なのであらうと...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...聳ゆるといふよりいかにもおつとりと双方に大きな尾を引いて靜かに鎭座してゐるのである...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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