...鎬(しのぎ)を削(けづ)つて戰(たゝか)はうかな...
泉鏡太郎 「十六夜」
...三味線太鼓が鎬(しのぎ)を削って打合う様子じゃ...
泉鏡花 「歌行燈」
...崩れかかる雪のごとく鎬(しのぎ)を削る頼母(たのも)しさ...
泉鏡花 「海異記」
...有体に言うと今の文人の多くは各々蝸牛の殻を守るに汲々として互いに相褒め合ったり罵り合ったりして聊かの小問題を一大事として鎬を削ってる...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...彼にとって同志チェルパスはロシア科学の最前線で鎬を削るライバルで...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「いえ、いえ、ラゴーフにはもう!」
...今夜一晩黄成鎬のところへ泊って...
林不忘 「安重根」
...黄成鎬は起って別室へ入り...
林不忘 「安重根」
...黄成鎬 (独語)火のねえストウブに当って煖(あった)けえ気でいる...
林不忘 「安重根」
...黄瑞露――黄成鎬妻...
林不忘 「安重根」
...小父さん!黄成鎬 静かにしてもらいてえね...
林不忘 「安重根」
...禹徳淳、白基竜、黄成鎬、黄瑞露らは安重根を助けようとして八方停める、押し合う...
林不忘 「安重根」
...黄成鎬 へへへへ...
林不忘 「安重根」
...黄成鎬 (安重根を覗いて)へへへへへ...
林不忘 「安重根」
...互(たがい)に鎬(しのぎ)を削ったのも止むを得ないことでした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...まさしく鎬(しのぎ)を削って売り出し中だった...
正岡容 「わが寄席青春録」
...武田家(たけだけ)と鎬(しのぎ)をけずった謙信(けんしん)の居城春日山(かすがやま)も...
吉川英治 「神州天馬侠」
...鎬(しのぎ)をけずった有名な戦場(せんじょう)で...
吉川英治 「神州天馬侠」
...渡してやるもやらねえもあるものか」助広の鎬(しのぎ)に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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