...鎬(しのぎ)を削(けづ)つて戰(たゝか)はうかな...
泉鏡太郎 「十六夜」
...三味線太鼓が鎬(しのぎ)を削って打合う様子じゃ...
泉鏡花 「歌行燈」
...有体に言うと今の文人の多くは各々蝸牛の殻を守るに汲々として互いに相褒め合ったり罵り合ったりして聊かの小問題を一大事として鎬を削ってる...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...博徒黄成鎬の家...
林不忘 「安重根」
...黄成鎬 徳淳さん...
林不忘 「安重根」
...」と黄成鎬を呼ぶ妻黄瑞露の声がする...
林不忘 「安重根」
...同志一 (ストウブの覆(ふた)をあけて黄成鎬へ)おやじ! 火を入れろ...
林不忘 「安重根」
...黄成鎬 (知らぬふりで台所のドアへ歩き出す)安さんが裏から来た? どれ見て来ましょう...
林不忘 「安重根」
...黄成鎬ら台所のドアを守る...
林不忘 「安重根」
...宣伝戦だけは鎬を削つてゐるけれど...
種田山頭火 「其中日記」
...まさしく鎬(しのぎ)を削って売り出し中だった...
正岡容 「わが寄席青春録」
...中に湖南銀行頭取玄俊鎬氏は調理のことに精(くわ)しく...
柳宗悦 「全羅紀行」
...昼食は玄俊鎬氏に招待せられた...
柳宗悦 「全羅紀行」
...寸土尺地にも鎬(しのぎ)を削りあって他事もない有様の折である...
吉川英治 「上杉謙信」
...鎬(しのぎ)をけずった有名な戦場(せんじょう)で...
吉川英治 「神州天馬侠」
...烈しく鎬(しのぎ)をけずり合った...
吉川英治 「新書太閤記」
...必死一千の鎬(しのぎ)の火...
吉川英治 「新書太閤記」
...鎬(しのぎ)を削り交わしている一組がある...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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