...かえって怪物を怒らせるようなことがあっては……」煙突が鎧をきたようじゃないか!へんないい方ではあるが...
海野十三 「太平洋魔城」
...鎧(よろい)の縅(おどし)の糸...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...小桜縅(おどし)の鎧(よろい)に身をかためている様なつもりになって...
太宰治 「花燭」
...VI 237.かなたアレース軍神と黄銅鎧ふヘクト,ルに向ひ對するアルゴスの軍勢船に歸り得ず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...身は青銅を鎧ほひて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼等の間では既にもう初夏の田植の頃ほひから遠くあの鎧櫃を取り巻いて...
牧野信一 「バラルダ物語」
...それから士分のものは鎧櫃(よろひゞつ)を担(かつ)ぎ出す...
森鴎外 「大塩平八郎」
...」久慈は上着を着て部屋の暖まらぬように鎧戸を閉め降ろした...
横光利一 「旅愁」
...願わくばご尊名をうかがいたい」いうと、紅の旗、紅の鎧、紅の鞍にまたがっている人物は、玄徳の会釈を、馬上でうけながら微笑をたたえ、「ごていねいな挨拶...
吉川英治 「三国志」
...彼は勇躍身を鎧(よろ)って...
吉川英治 「三国志」
...姜維は銀鎧(ぎんがい)金鞍(きんあん)という武者振りに...
吉川英治 「三国志」
...鎧虱(よろいじらみ)や泥土を払う暇(いとま)もなく...
吉川英治 「私本太平記」
...親房が身を鎧(よろ)うなどはめッたにはないことぞ...
吉川英治 「私本太平記」
...織田(おだ)や徳川(とくがわ)は鎧袖(がいしゅう)の一触(しょく)です...
吉川英治 「神州天馬侠」
...鎧下着(よろいしたぎ)まで濡れひたったせいか...
吉川英治 「新書太閤記」
...――それが坂東武者の粗鉄(あらがね)のかぶとや鎧に射当って...
吉川英治 「源頼朝」
...鎧(よろい)の鉄銅(かねどう)を斬るとか...
吉川英治 「山浦清麿」
...四天王の着ている鎧(よろい)も興味を引いた...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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