...鎗屋町(現在の銀座西四丁目四)の清兵衞さんに相談にゆくと...
小穴隆一 「二つの繪」
...支那人には徳操が無いと云ふ事實をお前迄が裏書きするではないか」と云ふ横鎗が入るであらう...
橘樸 「支那を識るの途」
...鐺を以て鎗の如くにして吶喊した...
田中正造 「亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國の儀に付質問」
...鉈(なた)と鎗(やす)を使ってものを食う先生だけあって...
知里真志保 「アイヌ語学」
...その年齡の若きよりわれに優りて武具を取りその精力にたよるもの宜しく鎗を揮ふべし』318 VII 133 以下...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...喧騒(けんそう)してる蛮人らを煌々(こうこう)たる鎗でなぎ倒す至上の理性など――のうちに明滅する...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あなたはまっ先に鎗玉(やりだま)にあげられますよ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
......
三好達治 「わが路ゆかむ」
...一つおきに並びて鎗...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...すこしも鎗の手を休めずに...
吉川英治 「三国志」
...手に華麗な鎗をかかえている容子...
吉川英治 「三国志」
...魏延は鉄鎗(てっそう)部隊千人をあの左にかくして...
吉川英治 「三国志」
...千余人の武士は、階下から宮門にいたるまで、戟(げき)、戈(ほこ)、鎗、斧(おの)などを晃々(こうこう)と連ねて並列していた...
吉川英治 「三国志」
...挑(いど)みかかった彼の鉄鎗(てっそう)もまた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...禁門の金鎗組(きんそうぐみ)ってな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...かけこんで錆鎗(さびやり)を押(お)っ取る者...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...鎗(やり)一筋(ひとすじ)...
吉川英治 「日本名婦伝」
...鎗一筋、鎧一領を携(たずさ)えて、いかにも清々(すがすが)と立ってゆく良人の影を、門辺(かどべ)に佇(たたず)んで見送りながら、丹女の頬には春の世間をよそに、一すじの涙がわれ知らず流れていた...
吉川英治 「日本名婦伝」
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