...文壇的には狭量偏固な鎖港攘夷党であっても...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...鎖港(さこう)の論より海関税全廃・自由貿易の論に至るまで...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...鎖港の意見相加わり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼が水戸に処し、徳川氏に処し、朝廷に処し、浮浪に処し、幕吏(ばくり)に処し、鎖港開国に処し、公武合体に処するを見るに、百難を排して一世を平かにし、千紛を除いて大計を定むるの雅量ありしが如し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...少なくとも鎖港排外の空気で二百年も麻酔したあげく突然西洋文化の刺戟(しげき)に跳(は)ね上ったぐらい強烈な影響は有史以来まだ受けていなかったと云うのが適当でしょう...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...「攘夷」の代りにより穏やかな合法的攘夷――前年末出発した鎖港談判使節の成功が期待されることとなり...
服部之総 「尊攘戦略史」
...さきの遣外鎖港使節一行が大急ぎで帰国した...
服部之総 「尊攘戦略史」
...八・一八以後の鎖港交渉主義をなお過大視した英公使オールコックの首唱になったが...
服部之総 「尊攘戦略史」
...鎖港論(さこうろん)を空吹く風と聞き流し...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ソレで幕府から態々(わざわざ)池田播磨守(いけだはりまのかみ)と云う外国奉行を使節として仏蘭西(フランス)まで鎖港の談判に遣(つか)わすと云うような騒ぎで...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...攘夷鎖港とは何の趣意(しゅい)だ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
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