...響きある青銅を輝く温かい火で鎔(とか)すことが出来るのです...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...この時(とき)噴火口内(ふんかこうない)に出現(しゆつげん)した高(たか)さ二百米(にひやくめーとる)の鎔岩塔(ようがんとう)も珍(めづら)しいものであつたが...
今村明恒 「火山の話」
...山側(さんそく)に生(しよう)ずる裂(さ)け目(め)の彼方此方(かなたこなた)を中心(ちゆうしん)として鎔岩(ようがん)を流(なが)し...
今村明恒 「火山の話」
...鎔岩(ようがん)等(とう)を噴(ふ)き出(だ)す中央(ちゆうおう)の小丘(しようきゆう)から溢(あふ)れ出(で)たものであつて...
今村明恒 「火山の話」
...現(げん)に明治四十一年頃(めいじしじゆういちねんごろ)から始(はじ)まつた活動(かつどう)に於(おい)ては鎔岩(ようがん)を西方(せいほう)數十町(すうじつちよう)の距離(きより)にまで吹(ふ)き飛(と)ばし...
今村明恒 「火山の話」
...現在(げんざい)鬼押出(おにおしだ)しと名(な)づけてゐる鎔岩流(ようがんりゆう)を出(だ)したのみならず...
今村明恒 「火山の話」
...鎔岩(ようがん)を流出(りゆうしゆつ)せしめたけれども...
今村明恒 「火山の話」
...第一(だいゝち)に鎔岩(ようがん)であり...
今村明恒 「火山の話」
...こーくす状鎔岩犀皮状鎔岩火山(かざん)の噴出物(ふんしゆつぶつ)は固體(こたい)の他(ほか)に多(おほ)くの氣體(きたい)がある...
今村明恒 「火山の話」
...愈(いよ/\)噴火(ふんか)が始(はじ)まると菜花状(さいかじよう)の噴煙(ふんえん)に大小(だいしよう)種々(しゆ/″\)の鎔岩(ようがん)を交(まじ)へて吹(ふ)き飛(と)ばし...
今村明恒 「火山の話」
...又(また)鎔岩(ようがん)が次第(しだい)に冷却(れいきやく)して來(く)るとどんな成分(せいぶん)のものも流動(りゆうどう)し難(がた)くなり...
今村明恒 「火山の話」
...欄干の粧飾の焼けて鎔けかけた日本橋を渡って...
田中貢太郎 「死体の匂い」
...それで火花の松葉形の分裂はこの透明な高温の鎔融物質中に包まれている炭素粒が途中で爆発的の燃焼を起して...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...金属を鎔解していろいろの器物を造る人ばかりが...
柳田国男 「雪国の春」
...鎔鉱炉(ようこうろ)...
夢野久作 「オンチ」
...衆口(しゅうこう)金(きん)を鎔(と)かすの惧(おそ)れがある」「なんぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
...衆口金を鎔(とろ)かすのたとえもある...
吉川英治 「新書太閤記」
...あとは鎔かして金塊にした...
和辻哲郎 「鎖国」
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