...その鎔(と)けてゐる際(さい)は比較的(ひかくてき)に流動(りゆうどう)し易(やす)いからである...
今村明恒 「火山の話」
...山側(さんそく)に生(しよう)ずる裂(さ)け目(め)の彼方此方(かなたこなた)を中心(ちゆうしん)として鎔岩(ようがん)を流(なが)し...
今村明恒 「火山の話」
...一般(いつぱん)に火(ひ)と思(おも)はれてゐるのは赤熱(せきねつ)した鎔岩(ようがん)である...
今村明恒 「火山の話」
...現在(げんざい)鬼押出(おにおしだ)しと名(な)づけてゐる鎔岩流(ようがんりゆう)を出(だ)したのみならず...
今村明恒 「火山の話」
...鎔岩(ようがん)の水準(すいじゆん)が再(ふたゝ)び低下(ていか)してしまつたのである...
今村明恒 「火山の話」
...各線上(かくせんじよう)五六(ごろく)の點(てん)から鎔岩(ようがん)を流出(りゆうしゆつ)した...
今村明恒 「火山の話」
...鎔岩(ようがん)を流出(りゆうしゆつ)せしめたけれども...
今村明恒 「火山の話」
...鎔岩(ようがん)に無數(むすう)の泡末(ほうまつ)が含(ふく)まれたものは輕石(かるいし)或(あるひ)はそれに類似(るいじ)のものとなるのであるが...
今村明恒 「火山の話」
...こーくす状鎔岩犀皮状鎔岩火山(かざん)の噴出物(ふんしゆつぶつ)は固體(こたい)の他(ほか)に多(おほ)くの氣體(きたい)がある...
今村明恒 「火山の話」
...火と燃ゆる人生の鎔炉(ようろ)に...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...目の下には湖水と鎔岩...
戸川秋骨 「道學先生の旅」
...Honte(オント)!honte(オント)!眼玉の蜻蛉(とんぼ)わが身を攫(さら)へわが身を啖(くら)へHonte(オント)!honte(オント)!燃えたつ焜爐(こんろ)わが身を 焦がせわが身を 鎔かせHonte(オント)!honte(オント)!干割(ひわ)れた咽喉(のんど)わが身を 涸らせわが身を 曝らせHonte(オント)!honte(オント)!おまへは泥だ...
富永太郎 「恥の歌」
...しばらくして火薬の部分が赤熱された鎔融状態の小さい火球となる...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...鎔(と)けて鉄の小球となり...
中谷宇吉郎 「比較科学論」
...大きな歓喜の坩堝(るつぼ)の中に鎔(とか)し込んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...黒い尖(とが)った鎔岩(ようがん)の砂粒が草鞋(わらじ)と足袋の間にはいってあるきにくい...
山本周五郎 「新潮記」
...諸文化融合の鎔炉...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...それらは前と同じく鎔かして金塊銀塊とされたが...
和辻哲郎 「鎖国」
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