...私をして従来かつて記されなかった習慣の多くを記録することを得させた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...試験管なり坩堝(るつぼ)なり檻(おり)なりの中に飛び込んで焼かれいじめられてその経験を歌い叫び記録するのである...
寺田寅彦 「科学と文学」
...特に夫が思想的な意義に富むものと認められる側面を記録するに止めることにある...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...天子の言行を直ちに記録する官で...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...この時代以後の日本の歴史の記録するところによれば...
蜷川新 「天皇」
...二十年前に書かれたこの幼稚な小論を自分の思ひ出のためにここに収録するといふ我儘も...
三木清 「人生論ノート」
...」序に楓の詩をも録する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは此に其伝記を補ふべき後の一首を録する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...門人等録する所なり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...徳(めぐむ)さんの蔵する所の木村定良(さだよし)の文を此に録する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは此にその四月の作たるを徴すべきもの一を節録する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...下にこれを節録する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...やがて第二巻第六章においては自分の気絶失神の経験をつぶさに記録するし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わざわざ自分の実験などを記録する者は三人くらいしかありはしない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いつかそのころに筆を起し私自身の足跡とその背景とを記録するならば...
柳田国男 「故郷七十年」
...能評家の第一人者坂元雪鳥氏の記録するところを見ても思い半(なかば)に過ぐるものがある...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...……私は嘘を記録する事は出来ない...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...暦を記録すると、一日の仕事は、何を食うべきかということだった...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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