...しからば水素、酸素、塩素、ヨウ素、鉛、錫はイオンで、前の三つはアニオン...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...レーダーの電波は錫箔にあたって反射し...
海野十三 「怪星ガン」
...空中にひろがる錫箔のかげを利用して...
海野十三 「怪星ガン」
...錫屋(すずや)というのがあった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...しばらくすると又錫杖の音をさして引返して来て...
田中貢太郎 「長者」
...朴鳳錫 変だなあ実際...
林不忘 「安重根」
...鄭吉炳 朴君!朴鳳錫 金斗星先生の独立運動をスパイしてやがる...
林不忘 「安重根」
...朴鳳錫 張首明と通じているんだ...
林不忘 「安重根」
...294 錫を以て盾の表を蓋ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...老酒と無錫料理とへ赴こうというのである...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...錫の鉢と幾つかの杯を載せた卓を前に控えて...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...ライオン歯磨の桐箱も今は錫(すず)のパイプとなるからに親指の跡凹(へこ)みし古下駄の化身...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...「見えるだろう、そら、あの頂上に」「何も見えません」「おかしいな、よく見てごらん、頂上に錫杖(しゃくじょう)が立っている」「え、錫杖が、あのお山の頂上に?」「そうさ、ただ一本の錫杖が、絶頂の岩石の間に、突き立ててあるのが、お前には見えないのかなあ」「少しも見えません、また見えるはずもございませんもの」「だから、わしの眼が今日はどうかしているのだろう、こっちの眼では、ありありとわかるものが、お前の眼に少しも見えないとは……だが確かに錫杖が一本、あの剣ヶ岳の上に立っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...以下はこの錫蘭島の提供する吸引物(アトラクション)のほんのすこしの例――豪華な見物自動車...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...天錫の事は姑(しばら)く弟の説に従つて置く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「じつは」錫の茶壺から...
吉川英治 「私本太平記」
...振り込んだ錫杖の下...
吉川英治 「新・水滸伝」
...播州姫路の三友寺に掛錫(くわしやく)し...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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