...其の銅のソース鍋は錫で内側をすつかり塗つたのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...『又鉄にも錫を被せる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...門額の大字に点(とも)す蝸牛(かぎゅう)かな主客閑話ででむし竹を上るなり明治三十九年五月三十日大谷(おおたに)句仏(くぶつ)北海道巡錫(じゅんしゃく)の途次来訪を機とし...
高浜虚子 「五百句」
...ほかに安重根、柳麗玉、禹徳淳、朴鳳錫、白基竜、黄成鎬、同志一、二および前場の青年多勢と露国憲兵数名...
林不忘 「安重根」
...磧(かわら)に錫杖(しゃくじょう)立てて歌よむ行脚(あんぎゃ)など廻り燈籠のように眼前に浮ぶ心地せらる...
寺田寅彦 「東上記」
...二十の錫の圓形の白き隆起は其おもに...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
......
中里介山 「大菩薩峠」
...「見えるだろう、そら、あの頂上に」「何も見えません」「おかしいな、よく見てごらん、頂上に錫杖(しゃくじょう)が立っている」「え、錫杖が、あのお山の頂上に?」「そうさ、ただ一本の錫杖が、絶頂の岩石の間に、突き立ててあるのが、お前には見えないのかなあ」「少しも見えません、また見えるはずもございませんもの」「だから、わしの眼が今日はどうかしているのだろう、こっちの眼では、ありありとわかるものが、お前の眼に少しも見えないとは……だが確かに錫杖が一本、あの剣ヶ岳の上に立っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...錫杖が存する上は...
中里介山 「大菩薩峠」
...倉松の持つて居た錫杖(しやくぢやう)が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...厚い錫の茶碗の中に...
萩原朔太郎 「ラムネ・他四編」
...錫紙で包まれたまだ手のついていない瓶だ...
久生十蘭 「魔都」
...と錫(すず)かんをさした...
火野葦平 「糞尿譚」
...錫蘭(セイロン)島――東洋の真珠――は...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...カナリース族は矮の本名を言わずベンガルでは必ず虎を外叔父(ははかたのおじ)と唱う(リウィス『錫蘭(セイロン)俗伝』)...
南方熊楠 「十二支考」
...床の間の錫杖取る手も遅く直江志津を抜き放ち...
夢野久作 「白くれない」
...九錫の礼というのは...
吉川英治 「三国志」
...ご巡錫(じゅんしゃく)でも思い立たれて」「いやなに...
吉川英治 「親鸞」
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