...朴鳳錫 (開け放しのドアを指して...
林不忘 「安重根」
...支那料理の食器は一般に錫製のものが使われているが...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...内官姜錫鎬及び参領李敏和の二人相謀り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...無錫は上海から急行で二時間のところだ...
豊島与志雄 「秦の出発」
...錫が多すぎれば弱くなって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「見えるだろう、そら、あの頂上に」「何も見えません」「おかしいな、よく見てごらん、頂上に錫杖(しゃくじょう)が立っている」「え、錫杖が、あのお山の頂上に?」「そうさ、ただ一本の錫杖が、絶頂の岩石の間に、突き立ててあるのが、お前には見えないのかなあ」「少しも見えません、また見えるはずもございませんもの」「だから、わしの眼が今日はどうかしているのだろう、こっちの眼では、ありありとわかるものが、お前の眼に少しも見えないとは……だが確かに錫杖が一本、あの剣ヶ岳の上に立っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...この錫杖(しゃくじょう)と鈴でございますか――これは...
中里介山 「大菩薩峠」
...錫(すず)の胴(どう)に水を盛って雁首(がんくび)から洩(も)れる煙がこの水の中を通って吸口まで登ってくる仕掛なのだから...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...錫杖の柄(え)へ捉(つら)まったりして...
夏目漱石 「道草」
...崔禹錫(さいうしゃく)食経云...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...テンネント『錫蘭(セイロン)博物志』二章参照)...
南方熊楠 「十二支考」
...天錫(てんせき)は恐くは觚庵(こあん)の字(あざな)であらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...案内のため孫錫度氏がわざわざ来られた...
柳宗悦 「全羅紀行」
...なにがしとやらいう高徳のひじり(聖)が巡錫(じゅんしゃく)して来たとき...
山本周五郎 「似而非物語」
...東福寺を出て諸国を巡錫(じゅんしゃく)し...
吉川英治 「新書太閤記」
...智深の錫杖の下に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...今ごろに」錫(すず)の酒瓶(ちろり)を机にのせて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...咲き乱れている山神の錫杖(しゃくじょう)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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