...空中にひろがる錫箔のかげを利用して...
海野十三 「怪星ガン」
...かなりひろい空間にわたって錫箔のかべができてしまい...
海野十三 「怪星ガン」
...吾妻橋の上から投げ捨てられた奇怪な錫の小函の中から...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...重い錫の小函を使ったのも...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...この錫の小函にしても...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...ハートのやうな形をした錫(すず)のかたまりが出て来ました...
鈴木三重吉 「一本足の兵隊」
...然(さ)れば瀧口が錫杖の到る所...
高山樗牛 「瀧口入道」
...李剛 (心配そうに)朴鳳錫だの白基竜だの...
林不忘 「安重根」
...二ら多勢窓際に駈け寄る)同志一 スパイ――?朴鳳錫 安のやつだ...
林不忘 「安重根」
...これも御持参の錫(すず)の銚子(ちょうし)を取り上げて云った...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...錫の鉢と幾つかの杯を載せた卓を前に控えて...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...伝説に似た二三の高僧連の遊錫(ゆうしゃく)のあとを記録にとどめているに過ぎないし...
中里介山 「大菩薩峠」
...エロニモ様北国御巡錫(ごじゅんじゃく)のとき...
野村胡堂 「十字架観音」
...私が長崎に居るとき塩酸亜鉛(あえん)があれば鉄にも錫(すず)を附けることが出来ると云うことを聞(きい)て知(しっ)て居る...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...テンネントの『錫蘭博物誌略(ゼ・ナチュラル・ヒストリー・オヴ・セイロン)』三六頁以下に著者この角を獲て図を掲げいわく...
南方熊楠 「十二支考」
...野原のポプラの錫(すず)いろの葉(は)をちらちらひるがえし...
宮沢賢治 「おきなぐさ」
...その外にこの日はパンへバターをつけて少し食べて錫蘭(せいろん)の紅茶を飲みます...
村井弦斎 「食道楽」
...大師が錫杖(しゃくじょう)のさきで...
柳田國男 「日本の伝説」
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