...先に錨をあげた榛名は既に煙を吐き乍ら徐に港口を西に向つて...
芥川龍之介 「軍艦金剛航海記」
...いつぞや錨綱(びょうづな)で足をけがした時...
有島武郎 「或る女」
...錨にこっちの麻綱をひっかけるのですか」青江三空曹は...
海野十三 「怪塔王」
...錨よりも、麻綱を切ればいいのに...
海野十三 「怪塔王」
...かんじんの錨はなかなかとけません...
海野十三 「怪塔王」
...錨索を切ってしまえ」そんな無茶な命令を...
海野十三 「火薬船」
...彼は、力一杯、走る錨索の上を、がーんと、どやしつけた...
海野十三 「火薬船」
...「この船が錨を揚げた時にゃあそうだったのさ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...三二 水夫らが揚錨絞盤の周りを…………歩きる...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...あのくるくる舞っている巨大な鋼鉄の錨鎖といい...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...汽船(ふね)はとても錨地までははいるまいという話だった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...サンスクリトの lngala は鋤(すき)であるがしかし錨のような意味もあるらしい...
寺田寅彦 「言葉の不思議」
...錨がはいると、皆は、期せずしてホッとした...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...底引の錨繩(いかりなわ)で海の底をさぐりはじめてから...
久生十蘭 「あなたも私も」
...船は動かずに錨のほうがあっけなくひき寄せられてきた...
久生十蘭 「ノア」
...錨繩を曳く仕事があるんでしょう...
久生十蘭 「肌色の月」
...夢中で錨を還すその錨(いかり)を切(きっ)たと云うことは清水卯三郎(しみずうさぶろう)が船に乗(のっ)て見て居たばかりで薩摩の人は多分知らない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...しばし錨(いかり)を下ろします...
柳宗悦 「手仕事の日本」
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