...沢山の丈夫な錨によって海底へつながっているから...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...特務艦などが合わせて四十六隻舳艫をふくんで飛行島のまわりに投錨した...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...ついに勿来関の投錨地(とうびょうち)からぬけだし...
海野十三 「怪塔王」
...しっかりやれ」ぴしり!空中で錨と綱とが...
海野十三 「怪塔王」
...怪塔王が麻綱をねらわないで錨をねらっているわけが...
海野十三 「怪塔王」
...「大至急、抜錨...
海野十三 「火薬船」
...だから、錨索は、がらがらと船内からくり出していった...
海野十三 「火薬船」
...船はエンジンをかけているが、錨のために、もはやすこしも前進しなくなったのだ...
海野十三 「火薬船」
...それからラムが一罎(ひとびん)と!(註五)」揚錨絞盤(キャプスタン)の梃(てこ)をすのに調子を合せて歌って嗄(しゃが)らしたらしい...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...女中が錨を下ろして探がしたが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...錨の四本の足の其何れにも柄杓はかゝらない...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
......
富澤赤黄男 「天の狼」
...錨(いかり)形に刳(く)った木片に刃物をとりつけ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...錨の印のついたふしぎな正宗なんですが...
久生十蘭 「ユモレスク」
...六艘の軍艦は鹿児島湾に廻(まわっ)て錨(いかり)を卸(おろ)した...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...端に金色の錨をかいた長いひら/\した飾紐(リボン)がついてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...その夜は湾内に快速巡洋艦アメリカ号が投錨(とうびょう)した夜なので...
吉行エイスケ 「スポールティフな娼婦」
...八月インド洋を渡ってゴア附近に投錨したのであるが...
和辻哲郎 「鎖国」
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