例文・使い方一覧でみる「錦絵」の意味

...この美術館には多くの錦絵が展示されています... この美術館には多くの錦絵が展示されていますの読み方

...彼は錦絵を集めるのが趣味だそうだ... 彼は錦絵を集めるのが趣味だそうだの読み方

...あのシーンはまるで錦絵のように美しかった... あのシーンはまるで錦絵のように美しかったの読み方

...錦絵を描くのには多くの技術が必要だ... 錦絵を描くのには多くの技術が必要だの読み方

...この本には江戸時代の錦絵のイラストが載っている... この本には江戸時代の錦絵のイラストが載っているの読み方

...両国の「大平（だいへい）」に売っている月耕（げっこう）や年方（としかた）の錦絵（にしきえ）をはじめ... 両国の「大平」に売っている月耕や年方の錦絵をはじめの読み方
芥川龍之介「少年」

...国見山でも逆鉾（さかほこ）でもどこか錦絵（にしきえ）の相撲に近い... 国見山でも逆鉾でもどこか錦絵の相撲に近いの読み方
芥川龍之介「追憶」

...一山のスケッチ帳人物画は、江戸絵、錦絵のあった、東京方面にはよいお手本もありましたが、京都には花鳥の画家が多く、ほとんど美人画を見る機会がありませんでした...
上村松園「画筆に生きる五十年」

...芸術の真価が外国人の批評で確定される場合の多いは啻（ただ）に日本の錦絵ばかりではないのだ... 芸術の真価が外国人の批評で確定される場合の多いは啻に日本の錦絵ばかりではないのだの読み方
内田魯庵「淡島椿岳」

...最後の場面でおつたが取り落とした錦絵（にしきえ）の相撲取（すもうと）りを見て急に昔の茂兵衛のアイデンティティーを思い出すところは... 最後の場面でおつたが取り落とした錦絵の相撲取りを見て急に昔の茂兵衛のアイデンティティーを思い出すところはの読み方
寺田寅彦「映画雑感（３［＃「３」はローマ数字、1-13-23］）」

...それは私も古戦記や錦絵などでよく知っている事であったからよく解って...
内藤鳴雪「鳴雪自叙伝」

...春信が明和二年始めて多数の板木を用ゐて錦絵を案出したりし当時の制作は最も上乗（じょうじょう）のものにして...
永井荷風「江戸芸術論」

...板刻（はんこく）の錦絵（にしきえ）... 板刻の錦絵の読み方
永井荷風「江戸芸術論」

...漸次制作の錦絵（にしきえ）につきて解説に批評を交（まじ）へまたこれに必要なる日本一般の風俗伝説につきて懇切に記述する所あり... 漸次制作の錦絵につきて解説に批評を交へまたこれに必要なる日本一般の風俗伝説につきて懇切に記述する所ありの読み方
永井荷風「江戸芸術論」

...外（ほか）のものはとにかくと致して日本一お江戸の名物と唐天竺（からてんじく）まで名の響いた錦絵まで御差止めになるなぞは... 外のものはとにかくと致して日本一お江戸の名物と唐天竺まで名の響いた錦絵まで御差止めになるなぞはの読み方
永井荷風「散柳窓夕栄」

...その辺だろう」「そこで錦絵姫が一枚欲しいのだが... その辺だろう」「そこで錦絵姫が一枚欲しいのだがの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...じつは東京名所という錦絵（にしきえ）の間違いだということがわかった... じつは東京名所という錦絵の間違いだということがわかったの読み方
夏目漱石「三四郎」

...古い錦絵（にしきえ）――芝居の絵を沢山に張った折本（おりほん）を... 古い錦絵――芝居の絵を沢山に張った折本をの読み方
長谷川時雨「神田附木店」

...それこそ錦絵そっくりの土蔵壁が... それこそ錦絵そっくりの土蔵壁がの読み方
正岡容「寄席行燈」

...おれは西南戦争の錦絵を見ていると... おれは西南戦争の錦絵を見ているとの読み方
森鴎外「ヰタ・セクスアリス」

...「私は錦絵さえいただけばお金なんか要（い）らんのに... 「私は錦絵さえいただけばお金なんか要らんのにの読み方
夢野久作「押絵の奇蹟」

...それはお母様の錦絵についておりました古い古いお方の名前ばかりで...
夢野久作「押絵の奇蹟」