...高瀬川の湯俣と水俣との間に鋸歯状をなして突き出している連峰...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...眼のまえの屏風岩のギザギザした鋸歯(きょし)のようなグラートのうえにはまだ...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...フォラールがその戦略上の言葉で鋸歯壕(きょしごう)とも呼びそうなものを形造ってるその自由な出口を外にし...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...野生(やせい)にして葉は五つに分れ鋸歯(のこぎりば)の如き刻(きざ)みありて長さ一寸(すん)ばかり...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...稜線が鋸歯(きょし)状に深く切れこんでいて...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...右手には伊豆半島の東側の海岸線が鋸歯(きょし)状に沖へ伸びている...
平林初之輔 「謎の女」
...残忍な鋸歯(きょし)がムーアの鎖骨に食い込むと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...強力なあごを開いてズラリ並んだ恐ろしい鋸歯(きょし)を見せて近づくと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
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牧野富太郎 「植物一日一題」
...ヅクノキの葉は互生で鋸歯があり裏面が淡緑色であるから...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...掌状全裂葉で五ないし十一裂片相排(あいなら)び狭長で尖鋸歯がある...
牧野富太郎 「植物記」
...葉縁には尖(する)どき細鋸歯が駢(なら)んで扱(しご)けばよく手を切る事は人の知っている通りである...
牧野富太郎 「植物記」
...葉面(ようめん)は長形で鈍鋸歯(どんきょし)がある...
牧野富太郎 「植物知識」
...葉縁(ようえん)に粗鋸歯(そきょし)があり...
牧野富太郎 「植物知識」
...しばしば鋸歯状(きょしじょう)にきざんである...
柳宗悦 「工藝の道」
...鋸歯状(きょしじょう)...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...翼を広げると辺縁は鋸歯状...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...南の地平線低く真夜中の南極の太陽が鋸歯状に崩れた廃墟の割れ目を通して赤い光を覗かせて...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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