...そして三つ四つの分離した鋸歯がついている点は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...鋸歯(きょし)状の小峰を越ゆること五つ六つ...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...眼のまえの屏風岩のギザギザした鋸歯(きょし)のようなグラートのうえにはまだ...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...なぜ富士の輪郭があのように鋸歯状(きょしじょう)になっていなければならないかは...
寺田寅彦 「浮世絵の曲線」
...鋸歯状に輪廓を刻んで...
豊島与志雄 「霊気」
...巨大な楯の観あるチュジャク山――頂線は針葉樹の鋭い鋸歯だ――それと劔岳の側待山たる仙人山の...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...稜線が鋸歯(きょし)状に深く切れこんでいて...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...残忍な鋸歯(きょし)がムーアの鎖骨に食い込むと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...是モ貴船ニ多シ宿根ヨリ生ズ一名ワレモカウ(地楡又萱ノ類ニ同名アリ)苗ノ高サ一尺五六寸斗紫茎胡麻葉ニ似タリ葉末広シ細長クアラキ鋸歯アリ方茎対生八九月頃葉間ヨリ一寸程ノ花下垂シテ生ズ薄紫也一茎ニ一輪胡麻ノ花形ニ似テ大也桐ノ花ヨリ小也花余程大ナル鈴ノ形也夢溪筆談ニモ鈴子香鈴々香ノ一名アリ花ノ形ニヨリテ名ヅクル也鈴子ノアルヲ択ムベシトアリ風ニツレテ麝香ノ匂ヒアリ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...掌状全裂葉で五ないし十一裂片相排(あいなら)び狭長で尖鋸歯がある...
牧野富太郎 「植物記」
...枝に互生して左右の二列に排(なら)び厚くして光沢があり広い橢円形を成して葉縁に細鋸歯を有する...
牧野富太郎 「植物記」
...葉縁には尖(する)どき細鋸歯が駢(なら)んで扱(しご)けばよく手を切る事は人の知っている通りである...
牧野富太郎 「植物記」
...また大抵は葉縁に鋸歯がある...
牧野富太郎 「植物記」
...花が了ると帯褐色の新葉が出で重鋸歯ある倒卵形の闊い緑葉と成る...
牧野富太郎 「植物記」
...葉縁(ようえん)に細鋸歯(さいきょし)がある...
牧野富太郎 「植物知識」
...葉面(ようめん)は楕円形(だえんけい)で重鋸歯(じゅうきょし)があり...
牧野富太郎 「植物知識」
...鋸歯状(きょしじょう)...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...南の地平線低く真夜中の南極の太陽が鋸歯状に崩れた廃墟の割れ目を通して赤い光を覗かせて...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
便利!手書き漢字入力検索