...遙(はる)か左舷(さげん)に鋸山式(のこぎりやましき)のヴルカーノが見(み)える...
今村明恒 「火山の話」
...相州の武山や、房州の富山や、鋸山や、送る劍ヶ崎や、迎ふる觀音崎や、一種の友の心地して、煙草を吹けば、興味更に加はる...
大町桂月 「月の東京灣」
...夜ふけて鋸山上の古寺に白雲と伴ひて眠るなど...
大町桂月 「房州紀行」
...窓より鋸山を望むに...
大町桂月 「房州紀行」
...鋸山の峰勢つきて...
大町桂月 「房州紀行」
...一昨夜は野宿し、昨夜は人並に宿にとまりたれば、今夜は一風かへて山上の寺にやどからむとて、路傍の茅店に晩食し、提燈かりて、夜鋸山を攀づ...
大町桂月 「房州の一夏」
...他の八人は、木更津まで陸行し、鋸山に一泊し、鹿野山にも、亦一泊せむとする也...
大町桂月 「房州の一夏」
...鋸山に上らむとす...
大町桂月 「房州の一夏」
...鋸山の入口に達し...
大町桂月 「房州の一夏」
...程遠からぬ鋸山(のこぎりやま)の日本寺へ登ることを思い立ちました...
中里介山 「大菩薩峠」
...名にこそ高い鋸山も...
中里介山 「大菩薩峠」
...茂太郎はどこへ行きましたろう……鋸山の上にもいませんでしたわ」「そのうち帰るでしょう」「そうか知ら...
中里介山 「大菩薩峠」
...鋸山(のこぎりやま)に登り...
中里介山 「大菩薩峠」
...鋸山の道でお目にかかったじゃありませんか」「うむ」「わかったでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...鋸山(のこぎりやま)のある日本寺の...
中里介山 「大菩薩峠」
...房州に航す相模嶺は此日はみえず安房の門や鋸山に雲飛びわたる秋雨のしげくし降れば安房の海たゆたふ浪にしぶき散るかも廿七日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...鋸山、唐松、鬼柳、音取、泥臼、狐岡、寄生木――山を登り降るにつけて、そんな滑稽とも怕ろしとも云ひ難い名前の村々を踏み越えて漸く怒山へ達するのだ...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...鋸山にさしかかると彼の脚どりは稍々ともすると後れ勝ちで...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
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