...鋸には長い、まっすぐな柄がついているが、彼等はこんな柄でも両手を使う事が出来る...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
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伊良子清白 「孔雀船」
...製材所の丸鋸(まるのこ)で材木を引き割るあの音ぐらいなものであろう...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...舗石(しきいし)の間が鋸形(のこぎりがた)に開いて上部の街路に現われた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...丸味を持った鋸(のこぎり)の歯のように細かくついているのもある...
中里介山 「大菩薩峠」
...鋸山(のこぎりやま)のある日本寺の...
中里介山 「大菩薩峠」
...懶(ものう)い樣な鋸の音の外には何の響もない...
長塚節 「炭燒のむすめ」
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長塚節 「長塚節歌集 上」
...鋸(のこぎり)と手斧(ちょうな)とマッチが食料品と同様に雪の山では必需品であることを実例で教えてくれたのはこの老人であった...
中谷宇吉郎 「雪の十勝」
...不規則にぎざぎざを畳む鋸葉(のこぎりは)を描いた...
夏目漱石 「虞美人草」
...鋸をズイズイと入れている...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...ああ眼え鋸(おが)ツ屑(くず)でもはいったか...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...それ/″\両方の頭を鋸(のこぎり)でひいて...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...大鋸(おおが)のひびきも斧の音もきこえず...
久生十蘭 「生霊」
...鋸屋は黒い塊(かたま)りになって動かなかった...
本庄陸男 「石狩川」
...ついでにP2にも小屋掛けしようと決めて鋸...
松濤明 「槍ガ岳」
...南の地平線低く真夜中の南極の太陽が鋸歯状に崩れた廃墟の割れ目を通して赤い光を覗かせて...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...鋸屑(おがくず)をこしらえて...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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