...夜になるとこの鋲は見えなくなるから...
海野十三 「軍用鼠」
...みどりと松山の境界線にあたる卓脚(ていきゃく)の蔭に落ちていた針のない鋲の頭を見付けた...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...この鋲(びょう)の頭にのこる指紋を拭くことを忘れてしまったのです...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...打ちこまれる一つ一つの釘は宇宙の機械の鋲であるべきであって...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...半世紀来欧羅巴(ヨーロッパ)じゅうの客車と貨物列車へ打ってきた鋲(びょう)の供給者なのです...
谷譲次 「踊る地平線」
...そばの金鋲ちりばめし華美の*酒盃は老將の家より携へ來るもの...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...之のために彼今鋲を鑄つゝあり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...鋲紋だけ打ち出してある無銘のもので...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...この前の庭番が壁に鋲(びょう)で留めたものだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...こんなことを考へ出しながら梨はめぐし/\はがすうちに鋲の頭は落ちては落ちて甲板に積つた...
長塚節 「佐渡が島」
...縁(ふち)を繞(めぐ)りて小指の先程の鋲(びょう)が奇麗に五分程の間を置いて植えられてある...
夏目漱石 「幻影の盾」
...この先(さ)きを螺旋鋲(らせんびょう)の頭へ刺し込んでぎりぎり廻すと金槌(かなづち)にも使える...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...鋭い鋲で壁にとめてありました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...門には鐵の鋲を打つた大きな扉が夜でも重く默つて開いてゐた...
横光利一 「草の中」
...小さな捻釘(ねじ)廻しを硝子(ガラス)戸の鋲(びょう)へあてた...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...暁天から屋敷の鋲門(びょうもん)を八文字に押(お)っ開(ぴら)かせた...
吉川英治 「剣難女難」
...鋲門(びょうもん)の袖からばらばらと駈け出して...
吉川英治 「剣難女難」
...金鋲(きんぴょう)の駕(かご)...
吉川英治 「神州天馬侠」
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