...如何(いか)に鋭敏な直覚を備へてゐたにした所で...
芥川龍之介 「鑑定」
...久米は官能の鋭敏な田舎者です...
芥川龍之介 「久米正雄氏の事」
...鋭敏なる神経を想察せしむ...
芥川龍之介 「上海游記」
...鋭敏なる内省は如何なる意味に於いてもよいことである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...彼の如き明晰にして鋭敏なる頭脳の所有者には...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...事のいわゆる善悪を嗅(か)ぎわけるかなり鋭敏な直覚を持っている...
大杉栄 「新秩序の創造」
...嗅覚の鋭敏なので名高い人だが...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...何か私の身体が特別に雷の感度に鋭敏な...
橘外男 「雷嫌いの話」
...その感受性の鋭敏なることであって...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...神経の鋭敏な現代人には最も適してるのではないかしら...
豊島与志雄 「理想の女」
...特別に鋭敏な感覚を持っている人が感じて...
中谷宇吉郎 「吉右衛門と神鳴」
...視感の鋭敏な代助にはそれが善(よ)く分(わか)つた...
夏目漱石 「それから」
...どんな鋭敏な観察者が外部(そと)から覗(のぞ)いてもとうてい判(わか)りこない性質のものであった...
夏目漱石 「明暗」
...極めて鋭敏な写真機を以て天を写すのだから...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...日本民族の藝術に對する鋭敏な知性を觀破したならば...
野上豐一郎 「聖ロヨラ」
...推考することに鋭敏な人ならば...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...頗る鋭敏な觸角を持つてゐて...
森林太郎 「身上話」
...人間以上に鋭敏なものをもっている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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