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今村恒夫 「歩哨戦」
...なか/\達者で鋭利な記者的才能があるのに敬服してゐる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...鋭利な刃物で切断した跡だ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...かまきりにはかなり鋭利な二つの鎌と一緒に...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...鋭利なナイフかピストルを匿してでもいるようだった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...それでも鋭利な鑿(たがね)と金槌(かなづち)とを取って...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今の仕事は鋭利な鋏(はさみ)を...
直木三十五 「南国太平記」
...鋭利なる頭脳に相応(ふさわ)しからざることである...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...然るに造化は更らに鋭利なる武器を以て...
野中到 「寒中滞岳記」
...鋭利な薄刄の跡で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一切の強欲の軋轢の苦役から放免せられてゐる山々一寸きざみに山へ登りつめる廣い天と地鋭利な知能を必要とはしない自然老境にはいつた都會を見捨てゝ柔い山ふところに登りつめる私私はその樂しみの飽くことを知らない...
林芙美子 「屋久島紀行」
...なにかたいへん鋭利な刃物で――たぶん剃刀で――切られていた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...其が鋭利な刄(は)物になツて眼の中に突ツ込むで來る...
三島霜川 「昔の女」
...或る向きには頗(すこぶ)る鋭利な観察をすることに慣れている末造の目で見れば...
森鴎外 「雁」
...「茶」は色々批評する人もあるし、これを過去の陰気な「美観念」だと罵(ののし)る人もあるが、「美鑑賞の道」としては極めて独創的なものであって、鋭利なもの、深遠なものが内に在るのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...鋭利なトレード製の鋏で十サンチ近くも突き刺されている上に...
夢野久作 「一足お先に」
...片手に鋭利な真剣を提(さ)げている...
吉川英治 「三国志」
...その鋭利な手裡剣(しゅりけん)の飛んで行った墓地の下で...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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